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PCI Expressスケーリング分析

PCI Expressスケーリング分析

SPECviewperf 9.03(続き)

プロフェッショナル向けOpenGLグラフィックスベンチマークSPECviewperf 9.03は、計算負荷とグラフィックス処理が非常に高く、その結果、高速なインターフェースが比較的求められます。PCI Expressをx1からx4、そしてx8へと切り替えた場合、パフォーマンスがどの程度向上するかは興味深いところです。x16 PCI Expressに切り替えるとさらにパフォーマンスが向上しますが、その効果はそれほど大きくありません。それでも、プロフェッショナル向けグラフィックスには高帯域幅のインターフェースが必要であることは明らかです。そのため、3DSMax、Catia、Ensight、Lightscape、Maya、Pro Engineer、SolidWorksなどを集中的に実行する場合は、x16 PCI Expressを選択することをお勧めします。

結論

2004年のPCI Express分析の結論はシンプルでした。x4のPCIe帯域幅は、通常、インターフェースのボトルネックを生じさせることなく、単一のグラフィックカードを実行するのに十分でした。当時はx8やx16のリンク幅は不要で、AGPでも十分な性能でした。

しかし、今日では状況は明らかに異なり、PCI Expressリンク4本だけではもはや十分ではないことが判明しました。ATI/AMDとNvidia、そしてゲームとプロフェッショナルグラフィックスの間では違いはありますが、ほとんどのアプリケーションはx16のPCI Express速度で最高のパフォーマンスを発揮します。今回使用した2つの3Dゲーム(Quake 4とCall of Duty 2)は、確かに昨今において要求が厳しいとは言えませんが、リンク速度の高速化によるメリットはある程度ありました。プロフェッショナル向けベンチマークSPECviewperf 9.03は、まさに衝撃的な結果をもたらしました。x16未満のPCI Expressリンク速度は完全に不合格と判定されたのです。

ベンチマーク結果から、チップセットとマザーボードはすべてのグラフィックカードをPCI Express x16のフルスピードでサポートする必要があることが明確に示されています。高性能グラフィックカードをPCI Express x8などの不十分なインターフェースで動作させると、パフォーマンスが犠牲になります。

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Patrick Schmid 氏は、2005 年から 2006 年まで Tom's Hardware の編集長を務めました。ストレージ、CPU、システム構築など、幅広いハードウェア トピックに関する多数の記事を執筆しました。