
フェイスブックCEOマーク・ザッカーバーグ氏、F8基調講演でドナルド・トランプ陣営を痛烈に批判
テイラー・ソパー著
マーク・ザッカーバーグはおそらくドナルド・トランプに投票しないだろう。
フェイスブックのCEOは、同社の大規模な開発者会議F8での基調講演の冒頭で、トランプ陣営を批判する熱のこもったメッセージを伝えつつ、世界中のすべての人々を結びつけることを目的とするフェイスブックの10年ビジョンを簡単に概説した。
ザッカーバーグ氏はトランプ氏の名前を挙げたことはなかったが、「壁を築き、他者とレッテルを貼った人々を遠ざける」ことについて語る「恐怖の声」について言及した。
「周りを見回し、世界を旅していると、人々や国々が、つながりのある世界やグローバルコミュニティという考えに反して、内向きになっているのがわかる」と彼は語った。
CEOは、テクノロジーコミュニティには、こうしたメッセージを押しのけ、「人々を押しのけるのではなく、結びつけ、つながりを減らすのではなく、増やす」勇気を持つ責任があると述べた。

「世界が内向きになり始めれば、私たちのコミュニティは人々を結びつけるために、これまで以上に努力しなければなりません」と彼は言った。「だからこそ、私たち皆が行っている活動は非常に重要だと思います。私たちは実際に、より多くの人々に発言権を与えることができるのです。壁を作るのではなく、人々が橋を架けるのを助けることができます。人々を分断するのではなく、人々を結びつけるのを助けることができるのです。」
ザッカーバーグ氏は、これは「一つ一つの繋がり、一つ一つの革新、毎日毎日」実現できると述べた。さらに、「恐れよりも希望を選び、何かを築き、それをこれまで以上に素晴らしいものにできると信じるには勇気が必要だ」と付け加えた。
「世界を変えられると考えるには、楽観的でなければなりません」とFacebookの創設者は指摘した。「世間知らずだと言う人もいるでしょうが、あらゆる重要な前進の背後には、この希望と楽観主義があるのです。」
以下は、ザッカーバーグ氏が本日発表したFacebookの10年計画です。同氏はまた、Messenger向けの新しいチャットボットプラットフォーム、バーチャルリアリティやライブビデオといったトピックについても語りました。