
クリアワイヤーは第4四半期の収益が2倍以上に増加したと発表した
トッド・ビショップ著
無線ブロードバンドプロバイダーのクリアワイヤーは、激動の一年からの回復を目指し、第4四半期の業績を少しだけ公開し、前年同期の2倍以上となる過去最高の3億6200万ドルの収益を見込んでいると述べた。
また、クリアワイヤーは社債発行を通じてさらなる資金を調達する計画も発表し、傘下のクリアワイヤー・コミュニケーションズLLCが3億ドルの優先担保付社債を発行すると述べた。
クリアワイヤーは、第4四半期末の現金および現金同等物の残高が11億1,000万ドルとなり、第3四半期末の7億1,100万ドルから増加したと発表した。
ベルビューに本社を置く同社の今朝発表された暫定決算報告によると、第4四半期末時点での加入者数は1,040万人で、前年比140%増加した。しかし、この増加の大部分は卸売加入者、主にスプリント経由でクリアワイヤのサービスを利用する顧客によるものだ。
卸売加入者数は910万人に増加し、2011年第3四半期と比べて11パーセント増となった。一方、クリアワイヤから直接4Gワイヤレスブロードバンドサービスを購入する小売加入者数は約130万人で、クリアワイヤが第3四半期末に報告した132万人と比べるとほぼ横ばいまたは減少となっている。
クリアワイヤの筆頭株主であるスプリントは昨年、今後4年間で最大16億ドルをクリアワイヤに提供する契約を締結し、同社に救いの手を差し伸べた。この追加資金は、同社が初期に大きな投資を行ったWiMAXから競合するLTE無線規格への移行に伴う資金難への対応を支援することを目的としている。両社はまた、クリアワイヤのWiMAXネットワークを少なくとも2015年まで運用することで合意していた。
しかし、スプリントとの長期的な関係は、クリアワイヤの投資家にとって依然として懸念材料となっている。タイム・ワーナーやコムキャストといったホールセール顧客は、クリアワイヤとのホールセール契約を終了する予定であると発表しており、LTEへの移行は大きな転換点となる。クリアワイヤは昨日、Simplexity MVNO Servicesとの新たなホールセール契約を発表した。