
ビルケンシュトック、アマゾンから撤退、偽造サンダル急増で商品回収を計画
クレア・マクグレイン著

サンダルで有名なドイツの靴メーカー、ビルケンシュトックは、アマゾンでの製品販売を停止し、第三者によるアマゾンでの製品販売を禁止すると発表した。これは、CNBCが入手したビルケンシュトック・アメリカズCEOのデイビッド・カーハン氏による書簡で明らかになった。この禁止措置は2017年1月1日から施行される。
ビルケンシュトックは、サイト上での低価格の偽造品の急増を製品撤回の理由として挙げているが、同社だけが懸念しているわけではない。アマゾンでは多くのメーカーが偽造品やレプリカの圧力を感じている。
手紙には次のように書かれています。
「オープンマーケット」として運営されているAmazonマーケットプレイスは、ブランドイメージを損なうと 確信する、容認できない商慣行が蔓延 する環境を生み出しています 。これには、ビルケンシュトックの偽造品を販売していることが証明されている出品者による出品も含まれます。また、 当社の価格設定ポリシーを露骨に無視する、 身元不明の無許可出品者も絶え間なく存在します。こうした行為を社内で、そしてAmazon.comと連携して監視することは 不可能であることが判明しました。
カハン氏は、1月1日以降も多くの偽造靴がサイトに残るだろうと指摘した。
「偽造品かもしれません。盗品かもしれません。労働条件 や環境条件に問題がある下で製造されているかもしれません」と彼は述べ、消費者に対し、ビルケンシュトックは正規販売店でのみ購入するよう促した。
アマゾンは現在、メルセデス・ベンツのドイツの親会社であるダイムラーAGから、第三者メーカーがサイト上でメルセデス・ベンツのレプリカホイールを販売したとして訴訟を起こされている。
昨年、アマゾンはシアトルを拠点とするノベルティ枕カバーメーカーのミロ&ギャビーに対する同様の訴訟で勝訴し、その事件の判事は今日のテクノロジーの現実に対応するために法律の改正を求めるに至った。