
ポートランドの医療技術会社Sonivateが「タッチ式超音波」デバイスの開発資金を調達
ジェームズ・ソーン著

新たな資金調達:医療機器スタートアップのSonivateは、医師の指先に装着できる超音波装置の開発に向けた資金調達を進めている。SECへの提出書類によると、より大規模な資金調達ラウンドで140万ドルを調達したことが明らかになった。同社はこの資金調達に関するコメント要請には応じなかった。
会社概要: Sonivate社のSonicEyeデバイスは指先に装着できるため、医師は超音波画像を撮影しながら手を使うことができます。そのため、このデバイスは軍事戦闘など、野戦医療従事者が軽量で操作が簡単なデバイスを必要とする状況で特に役立ちます。このシステムは、超音波スキャンのライブフィードを表示するWindowsおよびAndroidアプリと連携します。
オレゴン州ポートランドに本社を置く同社は、今年第4四半期にSonicEyeポータブルシステムを発売する予定だ。同社のウェブサイトによると、SonicEyeプローブのFDA承認は来年初めに取得予定だ。
2001 年に設立された Sonivate は、中小企業技術革新研究 (SBIR) および広域政府機関発表 (BAA) プログラムを通じて合計 870 万ドルの資金を受け取っています。
業界:Global Market Insightsによると、診断用超音波市場は2025年までに70億ドル規模に達すると予想されています。太平洋岸北西部に拠点を置き、超音波関連技術を開発している他の企業としては、最近AI搭載の携帯型超音波システムへの投資を実施したYor Labsなどが挙げられます。
超音波診断装置の長年のリーダーである富士フイルムソノサイト社も、人工知能(AI)が超音波技術の将来において重要な役割を果たすと確信しています。ワシントン州ボセルに本社を置く同社は、アレン人工知能研究所と提携し、AIを活用した超音波画像の解釈に取り組んでいます。
リーダーシップ:Sonivateは、最高医療責任者(CMO)のロナルド・シュッツ博士によって設立されました。シュッツ博士は心臓専門医の資格を持ち、現在は最高マーケティング責任者を務めています。CEOのジェームズ・ハットランド氏は、以前医療機器メーカーのArrow Internationalで研究開発・エンジニアリング担当のシニアバイスプレジデントを務めていました。Arrow Internationalの元CEOであるカール・アンダーソン氏は、Sonivateの取締役会長を務めています。エンジニアリング担当バイスプレジデントのバーナード・マーラ氏もArrow Internationalの出身です。