
カート・コバーンの新作ドキュメンタリー『モンタージュ・オブ・ヘック』がSIFFで本日公開
モリー・ブラウン著

シアトルがポップカルチャーで世界的に知られているものの一つを挙げるとすれば、それはニルヴァーナです。実際、ニルヴァーナの存在は今もなお街中に深く根付いており、この街のどこへ行っても、このバンドの影響を目にしたり、感じたり、耳にしたりしないということは難しいでしょう。
ニルヴァーナのフロントマン、カート・コバーンの生涯を描いた新しいドキュメンタリー『モンタージュ・オブ・ヘック』が、シアトルを含む一部の市場で本日公開されます。
コバーンの家族の承諾を得て、娘のフランシス・ビーン・コバーンがプロデューサーを務め、ブレット・モーゲンが監督を務めた『モンタージュ・オブ・ヘック』は、 文字通りコバーンの生涯を彩るビデオクリップ、音楽、アート、日記、写真などをモンタージュしたシリーズである。
この映画はやや物議を醸している。ストレンジャー紙によると、昨夜シアトルで上映された映画はややヒートアップし、ドラマーのデイヴ・グロールが出演していないのは明白だった。ビルボード誌によると、モーゲン監督はスケジュールの都合と、映画の最終編集に入るには撮影が遅すぎたインタビューが原因だと説明している。
このドキュメンタリーに対するレビューは比較的好評だが、VH1の「ビハインド・ザ・ミュージック」のような気楽な内容とは程遠い。ニューヨーク・タイムズ紙のレビューでは、「爽快でありながら疲れる、2時間以上にわたる作品。芸術的なモザイクと激しい攻撃の両方が楽しめる」と評されている。
「コバーンは容赦なく自己認識し、自己批判的な人物として描かれている」とタイムズ紙は続ける。「そして、不安と羞恥心に関する理論が提唱されている。そして、アーカイブから選りすぐりの資料を活用できるモーゲン氏は、コバーンの著作の中に豊富な手がかりと予感を見出し、あらゆる映画的手法を駆使して、自分が伝えたい物語を紡ぎ出しているのだ。」
ニルヴァーナを初めて聴いた人も、シアトルのシーンに初めて足を踏み入れた人も、一見の価値ありです。この映画は本日、キャピトル・ヒルのシアトル国際映画祭で公開されます。HBOのドキュメンタリー映画としても制作され、5月4日に放送されます。
予告編は以下です: