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アライアンス・オブ・エンジェルスが530万ドルを調達、太平洋岸北西部の資金不足解消を目指す

アライアンス・オブ・エンジェルスが530万ドルを調達、太平洋岸北西部の資金不足解消を目指す

ジョン・クック

天使同盟ロゴ1太平洋岸北西部で最も長い歴史を持つエンジェル投資グループの一つであるアライアンス・オブ・エンジェルズは、新たなスタートアップ起業家グループへの資金提供として、530万ドルのシードファンドを新たに調達しました。このファンドには、マドロナ・ベンチャー・グループ、トリロジー・エクイティ・パートナーズ、ボイジャー・キャピタルに加え、ジェフ・エントレス、リンデン・ローズ、マイケル・シュッツラー、スティーブ・シンといったエンジェル投資家も出資しています。

「多くの地元のスタートアップ企業は、エンジェルラウンドの資金調達後も資金不足に陥っており、次のラウンドの資金調達に必要なマイルストーンを達成する前に資金が不足してしまうことが分かりました」と、アライアンス・オブ・エンジェルズのマネージングディレクター、イー・ジャン・ンゴ氏は述べています。「私たちのファンドは、このギャップを埋めるのに役立ちます。」

この新しいシードファンドは、独立して投資判断を行うアライアンス・オブ・エンジェルズのメンバーと共に投資を行います。アライアンス・オブ・エンジェルズは、毎年20社以上のスタートアップ企業に合計1,000万ドル以上を投資しています。

過去の投資先には、Clarisonic、DocuSign、Elemental Technologies、Geospiza、Julep、Insitu、SNAPinが挙げられ、過去10年間のグループ投資の総額内部収益率は20%を超えています。1997年以降、クラブのメンバーは200社以上の企業に1億ドル以上を投資しており、後期段階のベンチャーキャピタル企業にとって優れたフィーダーシステムとなっています。

2014年、シアトル都市圏におけるベンチャーキャピタルによる資金調達額は27%増加し、12億4000万ドルに達しました。しかしながら、市場は初期段階の資金調達をさらに必要としていると考える人は多く、これは私が先週執筆したGeekWireのコラムの結論の一つでもあります。