
Rhapsodyが初の外部投資を実施、電子音楽スタートアップのシリーズBをリード
テイラー・ソパー著
シアトルを拠点とするラプソディ・インターナショナルは本日、エレクトロニック・ダンス・ミュージック(EDM)企業に資金を投入するという初の外部投資を発表した。
RhapsodyとNapsterの親会社であるRhapsody Internationalは、DJの仕事による収益化を支援する2008年設立のスタートアップ企業であるDubset Media HoldingsのシリーズBラウンドを主導した。
「ラプソディ・インターナショナルにとって初の投資となる今回の投資は、EDMへの当社のコミットメントを示すものです」と、ラプソディ・インターナショナルのCFOであるイーサン・ルーディン氏は声明で述べています。「Dubsetとの協力を通じて、EDMアーティストやレーベルの新たな収益源の開発を支援していきます。」
Dubset Media は、特許取得済みの技術を使用して著作権ライセンスを識別および追跡する MixSCAN、著作権クリアリング ハウスおよびコンテンツ ストレージ ハブの MixBANK、DJ が作品を共有できるコンテンツ配信プラットフォームの The Future FM の 3 つの会社を運営しています。
「DJは保護を求めており、あらゆる形態の収益化から権利保有者が適切に補償されることを保証したいと考えています」と、Dubset MediaのCEO、ボブ・バルビエール氏は声明で述べています。「Dubsetは、大手レーベルやアーティストと積極的に連携し、権利を解決し、すべての人に利益をもたらす技術の開発に取り組んでいます。これは、DJ、権利保有者、そして消費者にとって、まさにWin-Winの関係です。」
契約条件は明らかにされていない。2001年設立のRhapsodyが、Spotify、Pandora、Rdioといった企業との厳しい競争に直面する中、The Future FMのコンテンツをいかに取り入れていくのか、注目される。
RhapsodyとNapsterの音楽サービスを合わせた加入者数は、世界全体で170万人を超え、前年比63%増を達成しました。しかし、Rhapsody Internationalはこれまでのところ、成長を利益に結びつけるのに苦戦しており、2013年の売上高は1億4,060万ドルに対して1,460万ドルの純損失を計上しました。
シアトルのダウンタウンに拠点を置くRhapsody Internationalは非公開企業です。しかし、2010年にRhapsodyを独立会社としてスピンオフさせたRealNetworksは、依然としてこの音楽サービスの株式の約45%を保有しており、RealNetworksはRhapsodyへの投資結果を公表することが義務付けられています。