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Appleは、よりスマートなSiriとより多くの拡張現実機能を備えたiOS 12を発表しました。

Appleは、よりスマートなSiriとより多くの拡張現実機能を備えたiOS 12を発表しました。

ナット・レヴィ

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アップルは月曜日、サンノゼで開催中の同社の世界開発者会議で、スマートフォンおよびタブレット向けオペレーティングシステムの最新バージョンであるiOS 12を発表し、デジタルアシスタントSiriの機能をさらに強化し、拡張現実に力を入れた。

Appleのソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデント、クレイグ・フェデリギ氏は、今秋リリース予定のiOS 12の最新イノベーションを発表しました。中でも注目すべきは、Siriショートカットと呼ばれる新機能を通じて、複数のアクションを連携させることができる点です。

ユーザーはSiriショートカットにカスタム音声コマンドを割り当てることができます。例として、「家に帰る」というシナリオが表示されました。このシナリオでは、家までの道順を取得し、NPRをオンにし、サーモスタットを設定し、「家に帰る途中です」というメッセージを送信します。

これは革命的な技術ではない。AmazonのAlexaにはすでに複数のタスクを組み合わせたルーチンがある。しかし、Appleが自社の巨大なプラットフォームを活用してライバルのデジタルアシスタントと競争しようとしている中で、これは重要な前進だ。

AppleはiOS 12で、Pixarが作成した3DおよびARファイル用の新しいファイル形式「USDZ」のサポートを開始しました。また、Adobeの幹部もステージに登場し、Creative Cloud全体でUSDZをサポートすることを発表しました。

Appleはまた、携帯電話のカメラを使って現実世界の物体を検出し測定する新しいアプリも発表した。

AppleはメッセージとFaceTimeの機能を強化しました。新しいiOSでは、舌を出すアニ文字が増え、ユーザーが独自の「ミー文字」を作成できる新機能も追加されます。また、最大32人がFaceTimeで会話に参加できる機能も追加されました。

Appleは、自社のイノベーションがスマートフォンを私たちの生活に浸透させ、しばしば弊害をもたらしてきたことへの自覚を示した。iOS 12には、夜間向けに設計された「おやすみモード」や、個々のアプリの使用制限を設定する機能など、スマートフォンの使用を管理するための一連のコントロールが搭載された。

フェデリギ氏は、現在流通している10億台のiOSデバイスの81%がiOSの旧バージョンであるiOS 11を実行していると述べた。また、新しいiOSは5年前の古いAppleデバイスでも利用可能になると付け加えた。