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年初は低調だったが、F5ネットワークスは人員削減に追われた。

年初は低調だったが、F5ネットワークスは人員削減に追われた。

トム・クレイジット

マークタワー(現在はF5タワー)は現在建設中です。(マークの写真)

GeekWire の取材によると、シアトルを拠点とするアプリケーション配信およびネットワーク セキュリティ企業である F5 Networks は、2 四半期連続で業績が振るわなかったことを受けて、今週、社内の多数の従業員を解雇したという。

F5の代表者は声明で人員削減を認め、「F5の年次戦略事業レビューの一環として、組織構造と優先事項を評価しています。これは、成長戦略に沿ってリソースを調整し、特にクラウドとセキュリティへの投資を拡大する適切な場所に適切なチームを配置するためです」と述べました。

影響を受けた従業員数は正確には不明だが、GeekWireの情報筋によると、F5は製品刷新の最中、先月の売上高が予想を下回ったことを受け、コスト削減を決定し、複数の部門で人員削減が行われたという。フォーブス・グローバル2000リストによると、同社の従業員数は5月時点で4,395人だった。

F5 CEO フランソワ・ロコー=ドヌー (GeekWire 写真 / ジョン・クック)

F5のCEO、フランソワ・ロコ=ドヌー氏は7月、データ保護法への懸念と、それが戦略的なインフラ構築の意思決定にもたらす不確実性により、欧州の顧客への売上が減速していると述べた。多くの歴史あるテクノロジー企業と同様に、F5も現代のクラウドコンピューティング時代への事業適応を進めており、ハードウェアから脱却し、サブスクリプション型ソフトウェアサービスを製品ラインナップに統合しようと試みている。

進捗状況はまちまちだ。前四半期の売上高は目標を大幅に下回り、3月に終了した第2四半期も予想を下回った。F5の売上高は過去1年間ほぼ横ばいで、株価もそれに応じて推移している。同社は今年初め、シアトルのダウンタウンにあるF5タワーを15年間3億5,950万ドルでリース契約したが、このタワーはちょうど今頃に完成すると予想されていた。

ロコドヌー氏は、ジョン・マクアダム氏の引退、マニー・リベロ氏の突然の辞任、そして2016年のマクアダム氏の一時的な復帰など、数年間の激動のCEO職を経て、4月にCEOに就任した。ロコドヌー氏は先月、企業がハイブリッドクラウド時代に向けてレガシーアプリケーションを再構築するにつれて、F5は成長軌道に戻るだろうとGeekWireに語った。