
Yammerのユーザー数が700万人を突破、マイクロソフトとの提携で売上が急上昇
トッド・ビショップ著
マイクロソフト社が昨年12億ドルで買収したビジネス向けソーシャルネットワークのヤマーは、レドモンドの同社との新たな提携もあって、企業向け売上が第4四半期に4倍に増加したと発表した。
セールスフォース・ドットコムやジャイブ・ソフトウェアなどの企業と競合するヤマーは、グラクソ・スミスクライン、マクグラッドリー、SABミラー、TGIフライデーズ、トレック・バイシクル、ウールワースなど290社の新規有料顧客を同四半期に獲得したと発表した。
「この分野の他の企業と比較すると、他社が行っていることよりも桁違いに大きい」と、ヤマーの共同創業者で現在はマイクロソフトの副社長を務めるデビッド・サックス氏は電話で述べた。サックス氏は、この新たなマイクロソフトとの連携はヤマーの販売サイクルの短縮に役立ち、データセキュリティなどの問題に関して法人顧客に安心感を与えていると述べた。
同社は具体的な売上高は明らかにしていないが、現在Yammerの登録ユーザー数は700万人を超えていると述べた。
Yammerは、個人やグループがまずは単独で製品を使い始めることができるバイラル販売モデルを採用しており、多くの場合、企業のIT部門がプレミアム管理ツールに加入するきっかけとなっています。このアプローチが買収の理由の一つでした。当時、マイクロソフトのCEOであるスティーブ・バルマー氏は、この戦略をより広範な販売活動に取り入れていく予定であると述べました。
Yammerは、企業内のコミュニケーションとコラボレーションに利用されるFacebookスタイルのインターフェースを備えています。Yammerチームは引き続きサンフランシスコを拠点としていますが、現在はMicrosoft Office部門に統合され、Microsoftプログラムとの統合に取り組んでいます。
こうした統合の 1 つは、今夏に予定されており、Yammer ユーザーは Office Web Apps を使用して、Yammer フィード内で直接 Office ドキュメントを表示および編集できるようになります。
「Yammer は実際にコンテンツを作成し、共有し、発見し、共同作業できる場所になるでしょう」とサックス氏は語った。