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Zillow、不動産マーケティング会社VRX Mediaを買収し、リスティングサービス強化へ

Zillow、不動産マーケティング会社VRX Mediaを買収し、リスティングサービス強化へ

ネイト・ベック

(Zillow画像)

Zillow Groupは木曜日、ウィスコンシン州ミルウォーキーに拠点を置くマーケティングサービスVRX Mediaを買収したと発表した。これにより、不動産エージェントやブローカーに販売する物件掲載サービスのラインアップが拡大する。

VRXは、ドローン空撮、バーチャルステージング、3Dツアー、高解像度画像など、不動産に特化したコンテンツを提供しています。同社は米国60以上の都市圏で事業を展開しています。2015年に、元不動産エージェントのセス・グリーン氏とネイサン・ストロム氏によって設立されました。VRXのサービスは、Zillowの他のサービスと並行して2023年にリリースされる予定です。

取引条件は明らかにされていない。今回の買収は、Zillowにとってこれまでで18件目の買収となる。

ZillowのCEO、リッチ・バートン氏は、第3四半期の株主向け書簡の中で、不動産リスティングサービスを「ShowingTime+」という一つのブランドに統合すると述べました。同社は、一連の買収と自社開発を通じて、この一連のサービスに必要な要素を統合してきました。新しいバンドルサービスには、以下の内容が含まれています。

  • Dotloop、不動産仲介業者が書類をデジタルで管理するのを支援するソフトウェア。(2015年に買収)
  • 物件情報管理サービス「Bridge Interactive」(2016年買収)
  • 住宅内覧を促進するソフトウェア「ShowingTime」(2021年に買収)
  • リッチ メディア テクノロジー、AI 生成のフロア プランと 3D ホーム ツアー。
  • VRXメディア(2022)

「ShowingTime+のソフトウェア機能とZillowのオーディエンスリーチおよび独自のテクノロジーを組み合わせることで、ソフトウェアとマーケティング費用の両方を通じて不動産仲介業者のウォレットシェアにアクセスでき、当社が狙っている対象市場内でのリーチをさらに拡大できると期待しています」とバートン氏は株主への手紙に記した。

Zillowは住宅市場全体の低迷を受け苦戦しており、株価は年初から43%以上下落している。同社は一連のコスト削減策の一環として、10月に約300人の従業員を解雇したと発表した。また、裁量的支出を抑制し、マーケティング費用を削減すると発表した。