
IBM、クラウド統合を支援するイスラエルのソフトウェア企業を買収へ
IBM、クラウド統合を支援するイスラエルのソフトウェア企業を買収へ
ダン・リッチマン著
IBM は本日、開発者がメインフレームのコードを理解して変更するのを支援するイスラエル企業 EZ Legacy Ltd. を非公開の金額で買収すると発表した。
IBMによると、今回の買収により、IT部門はメインフレームのコードをより容易に管理し、クラウドやモバイルアプリケーションでの利用に適応させることができるようになるという。買収は7月31日までに完了する予定だ。
EZ Legacyの製品であるEZSourceは、一部のメインフレームアプリケーションを構成する数百万行のコードの変更をグラフィックで表示すると、両社は述べている。世界の実稼働ITシステムの68%は依然としてメインフレーム上で稼働しており、クレジットカードや銀行取引、株式取引のほとんどを含む、毎日300億件のトランザクションを処理しているという。
しかし、IBMによると、メインフレームに依存する企業の多く(IBMによると80%)が来年までにハイブリッドクラウド戦略の実装を目指し、自社のサービスをモバイルデバイスやクラウドで実行される新しいアプリケーションに接続しようとしているという。
IBMのAPI管理製品は、EZSourceと併用することで、「コアアプリケーションから新しいモバイル、クラウド、ソーシャル、コグニティブワークロードまで、サービスを連携させるのに役立ちます」とIBMは述べています。「EZSourceは、お客様が自社のアプリケーションを迅速に理解し、API経由で公開するのに適した部分を特定できるよう支援し、クラウドでの活用をより容易にします。」