
超音波で血圧を下げられるか?コナ・メディカルが研究に3000万ドルを調達
ジョン・クック著
シアトル地域は超音波技術分野におけるイノベーションの温床であり続けています。本日、コナ・メディカルが3,000万ドルのベンチャーキャピタル資金調達ラウンドを実施したというニュースが報じられました。ベルビューに拠点を置く同社は、超音波を用いた高血圧治療方法の開発に取り組んでおり、エセックス・ウッドランズ、ドメイン・アソシエイツ、モーゲンサラー・ベンチャーズ、バイオスター・ベンチャーズからの出資を受けています。
今回の資金調達は、今年これまでのところシアトル地域の企業による資金調達としては最大規模であり、4月のアルダー・バイオファーマへの3,800万ドルの資金調達と、3月のアプティオへの5,000万ドルの資金調達に次ぐものとなる。
資金調達に加え、元SonoSite社の幹部であるジョン・バウアーズ氏がコナ社の最高執行責任者(COO)に就任しました。バウアーズ氏は、携帯型超音波診断装置メーカーであるSonoSite社の元上級副社長であり、Northstar Neuroscience社の元CEOでもあります。
同社はTherus Corp.の技術を活用して2009年に設立され、Oraya Therapeuticsの創設者であるMichael Gertner氏が率いています。
同社の Web サイトには、このテクノロジの仕組みについて次のように説明されています。
コナ社は、腎神経をアブレーションすることで重度の高血圧(高血圧症)を治療する超音波ベースのアプローチを開発しています。腎神経は、腎臓に血流を供給する腎動脈の近位部に位置しています。腎神経は交感神経系の一部であり、血圧の決定に重要な役割を果たしています。最近の臨床データでは、薬物療法で血圧が十分にコントロールされていない患者において、腎神経をアブレーションすることで、高血圧症を大幅に、かつ持続的に軽減できることが示されています。
MedCityNewsでは同社についてさらに詳しく報じており、バウワーズ氏は、この非侵襲的な処置は最終的には診療所で実施できるようになると述べている。一方、Xconomyは、18人のスタートアップ企業が調達した資金をサンフランシスコとシアトル地域への事業拡大に充てると報じている。