
宇宙飛行士らが詰まった貨車を解放、ロシアへの貨物輸送準備
宇宙飛行士らが詰まった貨車を解放、ロシアへの貨物輸送準備

NASAの宇宙飛行士ティム・コプラが国際宇宙ステーションで船外活動を実施。(写真提供:NASA TV)

ロシアのソユーズロケットがカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、ロボット貨物船プログレス号を国際宇宙ステーション(ISS)に向けて送り出した。貨物は水曜日に到着した。(写真提供:エネルギア)
アラン・ボイル著

NASAの宇宙飛行士2人が本日、国際宇宙ステーションで応急処置を行い、動けなくなった貨車を移動させて、数時間前に打ち上げられたロシアのロボット貨物船の進路を確保した。
3時間16分の船外活動は先週、ISSのメイントラス上にあるロボット車両が線路上で4インチ(10センチ)ずれて動けなくなっていることをミッションコントローラーが発見したことを受けて予定された。
スコット・ケリー宇宙飛行士とティム・コプラ宇宙飛行士は、貨車の両側にある乗務員用装備カートのブレーキハンドルを解除し、貨車を保管場所まで移動させなければなりませんでした。NASAは、水曜日に予定されているロシアのプログレス貨物船の到着に先立ち、予防措置として貨車を適切に施錠することを望んでいました。

プログレス号は本日、現地時間午後2時44分(太平洋標準時午前0時44分)に、カザフスタンにあるロシアのバイコヌール宇宙基地から無事打ち上げられました。同機には、乗組員用の食料、燃料、物資など約3トンが搭載されています。
ケリー氏とコプラ氏は、鉄道車両を非常に素早く解放したため、最終的には新しいドッキングアダプターとロシアの研究モジュールに接続されるケーブルの配線など、いくつかの「先行」作業に取り組むことができた。