
ブルーオリジン、ケネディ宇宙センター近くのロケット製造工場建設に800万ドルの助成金を受ける可能性
ブルーオリジン、ケネディ宇宙センター近くのロケット製造工場建設に800万ドルの助成金を受ける可能性

ジェフ・ベゾス
ジェームズ・リズリー著
アマゾン・ドットコムの創業者ジェフ・ベゾス氏が創設した宇宙探査会社ブルー・オリジンは、フロリダ州に計画されている探査公園で将来の宇宙飛行用のロケットを建造するため、800万ドルの助成金を受ける可能性がある。
同社は「プロジェクト・パンサー」ロケット施設の建設地として、フロリダ州、ジョージア州、ノースカロライナ州の3州を検討していると報じられている。この施設には最大2億2000万ドルが投じられる可能性がある。

この助成金は、2011年のスペースシャトル退役以来、経済不況に見舞われているフロリダ州ブレバード郡から支給される。フロリダ・トゥデイ紙によると、同郡の政務官は先月末、ブルーオリジンへの800万ドルの助成金に加え、航空宇宙大手ロッキード・マーティンへの合計570万ドルの2つの特別優遇措置を承認した。助成金は、詳細が確定次第、郡当局による再投票にかけられる。
ブレバード郡のケネディ宇宙センター近くに計画されている探査公園は現在、「宇宙研究と探査発祥の地」としての地域の歴史を活かせる研究施設や産業施設用のスペースをリースしている。
ブルーオリジンは、製造拠点で330人を雇用すると発表しており、ワシントン州ケントに本社を置く同社が開発中の新型ロケットの製造に役立てられることになる。ブルーオリジンは今年初め、テキサス州西部で最初のロケットを打ち上げた。