
コムキャストはインターネット加入者に月額15ドルのストリーミングサービスを提供、ライブTVは自宅での視聴に限定
ジェームズ・リズリー著
Comcast は本日、インターネット加入者向けにストリーミング サービスを開始すると発表した。
「ストリーム」と呼ばれる月額15ドルのサービスを利用すると、顧客はノートパソコン、デスクトップパソコン、モバイルデバイスで約12チャンネルのライブTVを視聴できる。
新しいサービスには、HBO のほか、ABC、CBS、Fox、NBC、PBS など、ほとんどの顧客がすでにアンテナで受信できるいくつかのローカル チャンネルが含まれます。
お客様は自宅のパソコン、タブレット、スマートフォンにライブTVをストリーミング視聴できますが、外出先で利用できるのはHBO GoやComcast独自のストリーミングコンテンツなどのオンデマンドサービスのみです。Comcastユーザーは、外出先でも利用できるクラウドDVRにライブTVを録画することもできます。
Comcastは既にXfinity X1加入者に同様の機能を提供しています。X1では、インターネット接続があればどこからでもDVRコンテンツをモバイルデバイスにストリーミングできるほか、自宅でライブTVをストリーミング視聴できます。このサービスは当初一部のテスト市場で提供されており、本日ワシントン州でも展開されます。
Streamは今夏ボストンで最初に提供開始され、シカゴとシアトルでも年内にサービス開始予定です。このプログラムは2016年にComcastのサービスエリア全体に展開される予定です。ユーザーは登録時にComcastの電話サポートを受ける必要はなく、NetflixやAmazon Primeと同様に、オンラインで登録・解約できます。
コムキャストは当初、ケーブルチャンネルをHBOのみで提供していましたが、ニューヨーク・タイムズ紙に対し、将来的にはユーザーがチャンネルを選択できるようにしたり、他のオプションを追加したりする可能性があると述べています。Streamの最大のライバルであるDish NetworksのSling TVは、CNN、Food Network、そして重要なESPNといったケーブルチャンネルを月額20ドルで提供しています。また、自宅以外でのライブストリーミングも可能です。
両社のソリューションは、人々がケーブルテレビの契約を解除し、NetflixやAmazon、さらにはHBOやShowtimeといったケーブルテレビチャンネルから直接視聴するようになっている時期に登場した。フィラデルフィアに拠点を置くComcastは、Comcastのインターネット契約を必須とすることで、人々を自社のサービスに誘導し、ケーブルテレビのようなサービスで囲い込みたいと考えている。