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シアトルの交通渋滞は全米で14番目にひどく、2019年には通勤者平均が74時間も無駄になった。

シアトルの交通渋滞は全米で14番目にひどく、2019年には通勤者平均が74時間も無駄になった。

カート・シュロッサー

(INRIXグラフィック)

米国内で最も運転渋滞がひどい都市のランキングにおいて、シアトルは数年ぶりに若干の改善が見られた。ワシントン州カークランドに拠点を置く交通技術・データ会社INRIXの2019年世界交通スコアカードでは、シアトルは6位から14位に下がった。

報告書によれば、シアトル地域の平均的な通勤者は昨年、交通渋滞のために平均74時間を失った。

米国の平均では、2019年のドライバー1人当たり約1,377ドル、つまり約880億ドルの損失で、99時間の損失となった。INRIXによると、経済成長と都市成長が引き続き急上昇したため、米国のドライバーによる平均損失時間は2017年から2019年にかけて2時間増加した。

ボストンは米国で最も渋滞がひどい都市としてランク付けされ、通勤者は平均して年間149時間を失っています。ポートランドは89時間で8位となり、シカゴ、フィラデルフィア、ニューヨーク、ワシントンD.C.などの都市に次ぐトップ10入りを果たしました。

INRIXの報告書は、43カ国900都市の交通渋滞と移動の傾向を測定しました。コロンビアのボゴタは世界で最も渋滞がひどい都市のリストでトップとなり、ドライバーは年間191時間を失っています。

「渋滞は毎年、アメリカ国民に数十億ドルの損失をもたらしています。しかし、国内で最も渋滞が深刻な都市圏の一部では、渋滞は安定化しつつあるようです。2017年以降、全国の渋滞はおよそ3%増加しています」と、INRIXの交通アナリスト、トレバー・リード氏はニュースリリースで述べています。「よりスマートな道路管理に向けた継続的なイノベーションと投資は、進展の兆しを見せています。」

シアトル地域では、企業が新型コロナウイルスの流行を受け、リモートワークを導入したことで、毎日数千人の通勤者が渋滞から解放された時期に、この報告が発表された。同社は先週、アマゾン、マイクロソフトなどのテクノロジー企業が拠点を置くワシントン州シアトルとベルビュー周辺の主要道路で、交通速度が時速10マイル(約16キロ)も上昇したと報告した。

(INRIXグラフィック)