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Shippableのアプリケーション展開サービスの新リリースには、マルチバージョン管理機能が含まれています。

Shippableのアプリケーション展開サービスの新リリースには、マルチバージョン管理機能が含まれています。

ダン・リッチマン

Shippable CEO Avi Cavale (Shippable経由)
Avi Cavale(Shippable経由)

シアトルを拠点とするスタートアップ企業Shippableの見解では、ソフトウェアを開発・運用する組織は、こうした作業を支援する製品を市場に数多く見つけることができます。特に、ソフトウェアを毎週、毎日、あるいは1日に複数回アップグレードし続ける継続的デリバリーを目指す組織にとって、最も難しいのは、その中間段階であるデプロイメントです。

そこでShippableの名を冠したサービスが登場します。断片化された自社開発の回避策を、単一の製品に置き換えます。新バージョン4.1では、アプリケーションの開発バージョン、テストバージョン、本番環境の各バージョンを管理し、複数のベンダーのクラウド上で実行できるように設定できます。このSaaS(Software as a Service)の最新バージョンは本日出荷開始となります。また、コーディングから本番環境までのソフトウェアの展開を単一の画面で監視する機能も追加されています。

「デプロイメントに関して言えば、アプリをリリースするためにアプリを開発する人がいますが、それはおかしいです」と、Shippableの共同創業者兼CEOであるAvi Cavale氏は述べた。「エンジニアリングの努力はすべて、デプロイメントではなく製品そのものに向けられるべきです。」

Shippableは基本的に「フリーミアム」SaaSです。無料プランでは、オープンソースプロジェクトの場合は無制限のビルド、プライベートプロジェクトの場合は月150回のビルドが可能です。有料プランに加入すると、すべてのリポジトリで無制限のビルドが可能になり、並列ビルド1回あたり25ドルからご利用いただけます。

2013年にTechstarsを通じて設立されたShippableは、RedhatやBang & Olufsenを含む8,000人のユーザーを抱えています。シアトルに12人、バンガロールに30人の従業員を擁し、1回の資金調達ラウンドで1,010万ドルを調達しました。