
報道:FCC、スプリントとクリアワイヤ、ソフトバンクの契約を承認へ
報道:FCC、スプリントとクリアワイヤ、ソフトバンクの契約を承認へ
ジョン・クック著
長引く入札合戦を経て、クリアワイヤの運命はほぼ確定したようだ。ブルームバーグ・ニュースが関係筋の話として報じたところによると、連邦通信委員会(FCC)は、スプリントによるベルビューのモバイルブロードバンド会社クリアワイヤの買収と、ソフトバンクによる216億ドルでのスプリント買収を承認する予定だという。
この買収により米国の無線通信業界は再編される可能性があり、少なくともクリアワイヤにとっては、同社の貴重な無線周波数帯域をめぐってディッシュとスプリントが争った数カ月に及ぶ入札戦争に終止符が打たれることになる。
ブルームバーグによると、FCCの3人の委員のうち2人が、スプリントとソフトバンクの買収が直面する最後の大きな規制上のハードルである買収の承認に投票したという。
無線通信事業では依然として取引が行われる可能性があり、ディッシュが今後はベルビューに拠点を置く全米第4位の無線通信事業者であるTモバイルに目を向けるのではないかという憶測もある。
スプリントが提示額を1株あたり5ドルに引き上げたことを受け、ディッシュはクリアワイヤへの最後の買収提案を取り下げた。クリアワイヤは、スプリントの買収提案に関する株主投票の期日を7月8日と定めた。