
シアトル地域のスタートアップ企業Zuploが企業のAPI立ち上げと管理を支援するため900万ドルを調達
テイラー・ソパー著

Microsoft と Auth0 の元エンジニアリングリーダーによって設立された API 管理のスタートアップ企業 Zuplo は、Trilogy Equity Partners が主導する 900 万ドルのシードラウンドの資金調達を発表した。
2021年に設立されたシアトル地域のスタートアップ企業は、企業のAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)の導入を加速させる支援を提供しています。また、セキュリティとコンプライアンスの観点からAPIを管理するためのツールも提供しています。
API 管理セクターは 2027 年までに 140 億ドル近くに達すると予想されており、AI ツールの導入により利用が加速する可能性があります。
「APIの利用が急速に増加しており、拡張性が高く、コスト効率に優れたマルチクラウドAPIプラットフォームへのニーズが高まっています」と、トリロジーのマネージングディレクター、ユヴァル・ニーマン氏は声明で述べた。
Zuploは、大企業から小規模なスタートアップ企業まで、様々な企業を対象に、毎月40億件以上のAPIリクエストを管理しています。最大の顧客は、ブロックチェーンインフラ企業のBlockDaemonです。
Microsoft や Google などの大手テクノロジー企業のほか、多数の小規模な競合他社からもさまざまな API 管理ツールが提供されています。
共同創業者兼CEOのジョシュ・ツイスト氏は、Zuploは開発者の生産性に重点を置き、導入しやすく安価なサービスを提供することで差別化を図っていると語った。
「柔軟性があり、プログラム可能で、エンジニアの作業方法に適合しているため、顧客は本当に気に入っています」とTwist氏は語った。
Twist氏は以前、MicrosoftのAzureチームでプロダクトリードを務め、Azure Logic AppsやZuploの競合であるAzure API Managementなど、様々なサービスの立ち上げに貢献しました。また、MetaとStripeでもプロダクトチームを率いていました。
Zuploの共同創業者であるネイサン・トッテン氏は、シアトルを拠点とするIDソフトウェア企業Auth0の初期従業員でした。Auth0は昨年Oktaに買収されました。トッテン氏は以前、マイクロソフトに勤務していました。
Zuploの従業員数は10名です。シードラウンドには、Boldstart、BoxGroupのほか、Auth0の元リーダーであるEugenio Pace氏とJon Gelsey氏、SnykのCEOであるGuy Podjarny氏、BigIDのCEOであるDimitri Sirota氏といった個人投資家も参加しています。