
Rocket.com さようなら:L3Harris が Aerojet Rocketdyne の買収を完了
アラン・ボイル著

フロリダに本社を置くL3ハリスは本日、連邦取引委員会が取引を承認してから2日後に、エアロジェット・ロケットダインの買収を完了したと発表した。
昨年12月に合意が発表された時点で47億ドルと評価されたこの買収により、エアロジェットのロケット推進システムの専門知識がL3ハリスの宇宙・防衛技術ポートフォリオに追加されることになる。
「本日、5,000人を超える従業員をL3ハリスチームに迎えることができ、大変嬉しく思います」と、L3ハリスの会長兼CEOであるクリストファー・クバシック氏はニュースリリースで述べています。「国家安全保障を最優先課題として、当社のリソースと専門知識をエアロジェット・ロケットダインの推進力およびエネルギー技術と組み合わせることで、国防総省と民間宇宙顧客が世界規模で重要なミッションニーズに対応できるよう支援します。」
今後、Aerojet Rocketdyneは「L3Harris Technologies傘下のAerojet Rocketdyne」として知られています。Aerojetのロゴにあった上向きに舞い上がるロケットは、L3Harrisのバッキーボールロゴに置き換えられ、AerojetのメインインターネットドメインであるAerojet.comとRocket.comはL3Harris.comにリダイレクトされます。
この買収は、ワシントン州レドモンドにあるエアロジェットの工場の操業には影響しない見込みです。同工場では約470人の従業員が、様々な小型スラスターシステムに取り組んでいます。レドモンド工場の起源は、1959年に元ボーイング社のエンジニアによってシアトルで設立されたロケット・リサーチ・コーポレーションに遡ります。火星探査車やNASAの月探査機オリオンを含む数多くの宇宙船に、レドモンド工場で製造されたスラスターが使用されています。
L3ハリスとの取引の前に、ロッキード・マーティンはエアロジェット・ロケットダイン買収を試みていたが、昨年初めにFTCが独占禁止法上の懸念から買収を阻止しようとしたため、契約を解除した。