
このアマゾンのクラウドデバイスが国際宇宙ステーションにどうやって到着し、軌道上で何をしたのか
トッド・ビショップ著

ラスベガス — アクシオム・スペースは4月、国際宇宙ステーションへの初の民間資金による有人ミッション中に、アマゾン・ウェブ・サービスのスノーコーン・クラウド・デバイスを軌道上でテストしたと両社が木曜日に明らかにした。
アマゾンによれば、オンプレミスのデータをクラウドに転送するためによく使用される Snowcone SSD は、外側を黄色の保護フィルムで包む以外は一切の改造を施さずに、ミッション前に NASA の認証に合格していたという。
ミッション中、この装置に搭載された機械学習アルゴリズムは、Axiom社が実施した実験中に撮影された大規模な写真に写っている物体を自動的に確認、分類、識別しました。地球とのデータの送受信が不要になったため、18時間かかっていた処理が約20分に短縮されました。

AWSが汎用クラウドコンピューティング装置を軌道上に打ち上げるのは今回が初めてだと、AWSの航空宇宙・衛星担当ディレクターで、米宇宙軍の発展を監督した元米空軍少将のクリント・クロシエ氏がAWS re:MARSカンファレンスでの発表前のインタビューで語った。
クロシエ氏は、同社はクラウドコンピューティングの能力が最終的には民間の宇宙ステーション、衛星、月面まで拡大し、さまざまな用途に使えるようになることを想定していると述べた。
認証プロセスは、AWSの宇宙探査事業開発マネージャーであるダリル・シュック氏が主導し、最小限の改造を施した標準のAWS Snowconeデバイスが対象となりました。しかし、クロシエ氏によると、将来的には、重量や耐久性などを最適化するための変更も検討される可能性があるとのことです。