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マイクロソフトは早ければ今週にも人員削減を実施、同社史上最大規模になる可能性があると報道

マイクロソフトは早ければ今週にも人員削減を実施、同社史上最大規模になる可能性があると報道

トッド・ビショップ

サティア・ナデラ
マイクロソフトCEOサティア・ナデラ

マイクロソフトは、早ければ今週中にも数千人の人員削減を発表する見込みで、この削減は同社史上最大規模となる可能性がある。同社の計画に詳しい匿名の関係者を引用したブルームバーグ・ニュースの報道によると、2009年の経済危機のピーク時に同社が解雇した5,800人を上回る可能性があるという。

この報道は、マイクロソフトのCEOであるサティア・ナデラ氏が先週発表したメモを受けてのものだ。同メモでは、大規模な組織変更を予告し、人員削減の可能性を示唆している。マイクロソフトは、ノキアのスマートフォン事業を72億ドルで買収したことを受け、重複業務の削減を行うと予想されているが、エンジニアリング業務に新たな効率性をもたらすため、人員削減はそれ以上に及ぶと予想されている。

ウォール街で長年アナリストを務めてきた野村のリック・シャーランド氏は、今朝の顧客向けメモで、「イノベーションの文化を回復するための大胆な動きと組織改革」を期待していると述べた。

野村はマイクロソフトの目標株価を1株当たり50ドルに引き上げた。

シャーランド氏は、「ノキア買収リスクを軽減し、従来のデバイス/サービス戦略から脱却し、新世代の生産性向上アプリとサービスへと戦略の方向性を転換し、Office 365のサブスクリプションおよびクラウドビジネスを追求し、PaaS(サービスとしてのプラットフォーム)へのより積極的な取り組みを進めるために、相当額(10億ドル以上)の費用がかかると予想している」と記している。

CEOに就任して5か月になるナデラ氏は、水曜日の朝にワシントンDCで開催されるマイクロソフトのワールドワイド・パートナー・カンファレンスで講演する予定で、また1週間後の7月22日には同社の収益報告の電話会議にも参加する予定だ。

マイクロソフトのCEOは先週、従業員へのメモの中で次のように述べています。「この中核戦略を実現するために、企業文化の転換について検討する際に、あらゆる可能性を検討します。組織は変化し、合併や買収が起こり、職務内容は進化し、新たなパートナーシップが生まれ、古くなった伝統は問い直され、優先順位は調整され、新たなスキルが構築され、新たなアイデアが生まれ、新規採用が行われ、プロセスは簡素化されます。マイクロソフトで成功し、世界に影響を与えたいのであれば、あなたとあなたのチームは、このリストに、あなたが熱意を持って推進できる数多くの変化を加えなければなりません。」

前回:新しいマイクロソフトに会う:サティアの重要なメモから重要なポイント - そして、はい、人員削減の可能性が高い