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歴史との出会い:NASAとSpaceXは、5月27日に初の有人ドラゴンミッションの打ち上げを予定している。

歴史との出会い:NASAとSpaceXは、5月27日に初の有人ドラゴンミッションの打ち上げを予定している。

アラン・ボイル

ボブ・ベンケンとダグ・ハーレー
NASAの宇宙飛行士ボブ・ベンケンとダグ・ハーレーは、スペースX社のクルードラゴン宇宙船で国際宇宙ステーションへ飛行する準備として、打ち上げとドッキングのシミュレーションを行っている。(スペースX社の写真)

NASAとスペースXは、スペースシャトル艦隊が退役してから約9年経って、米国領土から軌道上に打ち上げられる初の有人宇宙ミッションの日程を設定した。

  • SpaceX社のFalcon 9ロケットは、NASAの宇宙飛行士ボブ・ベンケン氏とダグ・ハーリー氏をSpaceX社のCrew Dragon宇宙船に乗せ、5月27日午後4時32分(東部標準時)(太平洋標準時午後1時32分)に打ち上げる予定で、国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在に備えます。打ち上げは、フロリダ州にあるNASAケネディ宇宙センターの39A発射施設で行われます。この施設は、アポロ11号の月面ミッションと最初のスペースシャトルミッションが打ち上げられた場所です。
  • 本日の打ち上げ日発表は、NASAとの数十億ドル規模の契約に基づき、SpaceXが長年の開発を経て実現したものです。ボーイング社は、CST-100スターライナーと呼ばれる、宇宙ステーション用の別のタイプの宇宙タクシーの開発に取り組んでいますが、昨年12月に行われた無人試験飛行で不具合が発生し、スターライナーの初有人飛行は数ヶ月先になる見込みです。
  • ドラゴンの実証ミッションが成功すれば、NASAがロシアに1人あたり8000万ドル以上を支払っているロシアのソユーズ宇宙船にアメリカ人宇宙飛行士を乗せる必要性が減るだろう。ベンケン氏とハーレー氏にはさらなる特典がある。2011年に最後のスペースシャトル乗組員が宇宙ステーションに残したアメリカ国旗を、次にアメリカから打ち上げられる乗組員のために請求できるのだ。