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マイクロソフトのベンチャーファンドがM12に名称変更

マイクロソフトのベンチャーファンドがM12に名称変更

ナット・レヴィ

(M12写真)

テクノロジー大手のベンチャーキャピタル投資部門である Microsoft Ventures は現在、M12 となっている。

コーポレートバイスプレジデント兼アーリーステージ投資担当グローバルヘッドのナグラジ・カシヤップ氏は、新名称発表のブログ投稿で、「M」はMicrosoft、「12」はEntrepreneur(起業家)の12文字を表していると述べている。投資部門が「Microsoft Ventures」に改名する前は、同社のスタートアップアクセラレーターチームの名称だった。今回の名称変更は、投資部門とアクセラレータープログラム(現在は「Microsoft ScaleUp」)を明確に区別するためである。

マイクロソフトベンチャーズのリーダー、ナグラジ・カシヤップ氏。(マイクロソフト写真)

M12はMicrosoft Ventures傘下の企業で、2016年に設立され、サイバーセキュリティ、人工知能/機械学習、産業用ドローン、3Dプリンティングなど、Microsoftのビジョンと合致する分野に50件以上の投資を行ってきました。シアトル、サンフランシスコ、ニューヨーク、ロンドン、そしてイスラエルのテルアビブを拠点とするベンチャーキャピタル投資家とMicrosoftのベテラン社員で構成されています。世界的なベンチャーキャピタルが主導する資金調達ラウンドに参加し、リード投資家を務めたこともあります。

マイクロソフトはこれまで、スタートアップへの投資において、インテルやグーグルといった独自の正式なベンチャープログラムを持つ他のテクノロジー企業とは対照的に、あまり体系化されていないアプローチを採用していました。カシヤップ氏は、新しい名称以外、M12では何も変わらないと述べています。

「私たちの目標はこれまでと変わりません。デジタル変革を推進する起業家にとって、最も求められる投資家になることです」とカシアップ氏は記している。「私たちは、最も革新的なスタートアップ企業と、マイクロソフトの幹部、事業部門のリーダー、個々のエンジニア、そして営業担当者を結びつけることで、この目標を今後も実現していきます。彼らは私たちと共に次世代のテクノロジーを構築していくのです。」