
エクスペディアグループ、リバティ・エクスペディア持株会社を買収し所有構造を簡素化へ
ナット・レヴィ著

エクスペディアは、オンライン旅行大手の株式数百万株を管理する持ち株会社リバティ・エクスペディアを買収する計画で、同社の所有構造を簡素化することが目的である。
この買収により、エクスペディア会長のバリー・ディラー氏は合併後の両社の議決権の29%を保有することになります。買収の一環として、エクスペディアは億万長者のメディア王ジョン・マローン氏の「複数議決権」株式を買い取り、リバティの取締役候補者は全員、今年後半の買収完了時に退任する予定です。
「1994年以来、私とジョン・マローン、そしてリバティ・メディアの間で歩んできたこの道は、多くの成功をもたらしてくれました。マローン博士の励ましとサポートなしには、どれも成し遂げられなかったでしょう」とディラー氏は声明で述べた。「今回の取引をもって正式なパートナーシップは終了しますが、この旅を始める機会を与えてくれたジョンとリバティへの感謝は尽きることはありません。」
マローン氏は1990年代からエクスペディアに関わっており、シアトルに拠点を置くズーリリーとショッピングネットワークQVCの親会社であるキュレート・リテール・グループの会長も務めています。
Expediaは長年にわたり、幾度かのオーナーシップの変更を経験してきました。ディラー氏は、同社がディラー氏のインターネット複合企業IACからスピンオフした2005年から同社の会長を務めています。Expediaは1999年にマイクロソフトからスピンオフして上場企業となり、その4年後にIACに買収されました。
エクスペディアの株価は火曜日に1.7%上昇した。
ブルームバーグは、この買収により同社の所有権が簡素化されるだけでなく、エクスペディアの評価も上がるだろうと報じた。
「今回の取引は、エクスペディア・グループの発展における重要な節目となります」と、エクスペディアCEOのマーク・オカーストロムは声明で述べています。「株主の皆様にとって大きなメリットとなります。企業構造とガバナンス構造の簡素化・改善、そして株式数の大幅削減が実現します。長年にわたる素晴らしいパートナーシップを築いてきたリバティ社に感謝申し上げます。」