
アマゾンは、テレビ幹部がセクハラ疑惑の詳細を明かしたことを受けて、スタジオ責任者のロイ・プライスを停職処分にした。
カート・シュロッサー著

アマゾンは、テレビシリーズ「高い城の男」のエグゼクティブ・プロデューサーが、以前ロイ・プライス氏に対して申し立てていたセクハラ被害の詳細を公表したことを受け、木曜日、スタジオ部門責任者のロイ・プライス氏を無期限停職処分にした。
大物プロデューサーのハーベイ・ワインスタインによる複数の女優や他の女性に対する性的暴行疑惑の報道の影響がハリウッドやエンターテインメント業界全体に波紋を広げ続ける中、イサ・ハケットは木曜日のハリウッド・レポーター紙の記事でプライス氏の行為とわいせつな発言について述べた。
「ロイ・プライスは即時休職となります」と、THRの報道から数時間後、Amazonの広報担当者はGeekWireに語った。「ワインスタイン・カンパニーとのプロジェクトについて、今後の選択肢を検討しています。」
THRとのインタビューで、ハケット氏は、2015年にサンディエゴで開催されたコミックコンで、タクシーの後部座席に座っていた時に、プライス氏が性行為を申し込んでくる回数が増えていったと語った。ハケット氏は、アマゾンによってテレビシリーズ化されている人気SF作家、フィリップ・K・ディック氏の娘である。
今年の夏の報道では、Amazonがプライス氏を疑惑に関して調査していたことが明らかになった。ハリウッドのベテランであるプライス氏は職にとどまり、ハケット氏もAmazonで父親の作品に関連した別のシリーズ「エレクトリック・ドリームス」の制作に携わっている。
8月にハケット氏は「アマゾンが外部の調査員とともに直ちに調査を行ったこと以外、ロイ氏とこの厄介な事件の詳細について話し合うことは望んでいない」と述べた。
ワインスタインの暴露やハリウッドの他の女性たちを巻き込んだ事件が大きな話題になった後、彼女は水曜日にTHRとのインタビューに応じた。
また木曜日、1997年にワインスタイン氏にレイプされたと語る女優で監督のローズ・マッゴーワン氏は、ツイッター上でアマゾンとジェフ・ベゾスCEOをワインスタイン社との取引で非難するなど、さまざまな非難を繰り広げた。
GeekWire の記者 Tom Krazit 氏がこのレポートに貢献しました。