Ipad

ヴァージン・ギャラクティックは、2016年を締めくくるスペースシップツーの滑空テストをあと1回実施する。

ヴァージン・ギャラクティックは、2016年を締めくくるスペースシップツーの滑空テストをあと1回実施する。

アラン・ボイル

スペースシップツー
ヴァージン・ギャラクティックのVSSユニティがカリフォルニア州モハーベ砂漠の上空を滑空する。(ヴァージン・ギャラクティック撮影)

ヴァージン・ギャラクティック社のスペースシップツー宇宙船「VSS ユニティ」が本日、2度目の自由飛行試験を実施し、同宇宙事業の再建の1年を締めくくった。

同社は今年初め、2014年10月に起きた最初のスペースシップツーの分解事故から得た教訓を生かし、2機目のスペースシップツーロケット機の開発をまだ仕上げているところだった。

この事故はロケット推進試験中に発生し、副操縦士のマイク・オルズベリー氏が死亡、操縦士のピート・シーボルド氏が重傷を負いました。調査官は、操縦士のミスに加え、その他多くの要因が事故の引き金になったとしています。

VSSユニティは今年2月、ヴァージン・アポン・エイボンのような大騒ぎの中で公開され、それ以来、スペースシップツーのチームは低姿勢での一連のテストを実施してきた。幅27フィート(約8メートル)のこの機体は、12月3日にホワイトナイトツー母船から切り離され、初の無動力滑空飛行に成功した。

本日、カリフォルニア州モハーベ空港から出発した飛行も同様の手順で行われ、様々な条件下での機体の空力特性を確認することを目的としていました。ヴァージン・ギャラクティックのデイブ・マッケイ氏とマーク・スタッキー氏が、スペースシップツーのパイロットとして再び搭乗しました。

これらのツイートが物語っています:

リリースリリースリリース: VSS Unity と WhiteKnightTwo が単独で飛行中。#SpaceShipTwo の 2 回目の滑空飛行

— ヴァージン・ギャラクティック (@virgingalactic) 2016年12月22日

#WhiteKnightTwo が着陸しました。パイロットのスターコウとペシル、飛行試験エンジニアのモッシャーです。次はデータ確認と休暇です。

— ヴァージン・ギャラクティック (@virgingalactic) 2016年12月22日

VSSユニティの2回目の滑空飛行試験が昨日行われました。帰還に向けて滑空する様子です。パイロットとクルーの皆さん、そして応援してくださった皆様に感謝します。pic.twitter.com/L5zzSyDAUS

— ヴァージン・ギャラクティック (@virgingalactic) 2016年12月23日

すべてが順調に進めば、ヴァージン・ギャラクティックとその製造子会社であるスペースシップ・カンパニーは、2017年半ばまでにロケット推進試験を開始し、有人宇宙飛行による宇宙高度到達を目指すことになるだろう。試験チームがVSSユニティの性能に満足すれば、運用はモハーベからニューメキシコ州のスペースポート・アメリカに移る。

VSSユニティの弾道飛行には、約700人の顧客が1人あたり25万ドルもの料金を支払っています。商業運用のスケジュールは試験プログラムの進捗状況次第ですが、来年の今頃までに最初の顧客が搭乗する可能性も否定できません。