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報道:スペースXはスターリンク衛星ブロードバンドネットワークを分離し、上場する計画

報道:スペースXはスターリンク衛星ブロードバンドネットワークを分離し、上場する計画

アラン・ボイル

スターリンク衛星
SpaceX社のStarlink衛星の展開を示すアーティストの構想図。(SpaceXのイラスト)

スペースXのグウィン・ショットウェル社長は、同社が現在ワシントン州レドモンドに拠点を置いているスターリンク衛星インターネット事業を独立させ、新規株式公開で株式を公開する計画であると語ったと伝えられている。

  • ブルームバーグ・ニュースによると、ショットウェル氏は本日、マイアミでJPモルガン・チェースが主催した個人投資家向けイベントでこの構想を披露した。「現在、当社は非公開企業ですが、スターリンクは上場を進めるのに適した事業です」とショットウェル氏は述べたと報じられている。「この事業は、将来スピンオフして上場する可能性のある事業要素です」
  • スペースXの主力事業は、ファルコン9、ファルコン・ヘビー、そして現在開発中の超大型ロケット「スターシップ」を含むロケットの製造と打ち上げです。しかし、ショットウェル氏や億万長者のCEOイーロン・マスク氏を含むスペースXの幹部は、スターリンクの方がより大きな収益源になる可能性があると述べています。マスク氏は2015年にシアトルでスターリンク計画を発表した際、衛星運用による収益は火星都市建設の資金にもなり得ると述べていました。
  • マスク氏のテクノロジーの第一人者としての魅力もあって、スターリンクのIPOは大きな関心を集めるだろう。スペースXはすでに240基のスターリンク衛星を打ち上げており、今年中に限定的なサービスを開始する予定だ。しかし、ロイター通信は匿名のスペースX筋の話として、スターリンクのIPOは数年後には実現しないと報じている。おそらく、スペースXと衛星ブロードバンドのライバルであるワンウェブやアマゾンが、利益を生む可能性を実証した後だろう。