
Uberのベテランが不動産管理スタートアップDoorsteadに1250万ドルを調達
テイラー・ソパー著

新たな資金調達: 元 Uber 従業員によって設立されたサンフランシスコの不動産物件管理スタートアップ企業 Doorstead は、シアトルの企業 Madrona Venture Group が主導するシリーズ A ラウンドで 1,250 万ドルを調達しました。
企業概要:設立2年のスタートアップ企業である同社は、戸建て住宅を所有し、賃貸仲介の支援を必要とする1,500万人の小規模不動産投資家をターゲットとしています。最適な賃貸価格に関するデータを提供し、24時間以内に賃貸契約のオファーを保証します。
ドアステッドは、賃貸準備、入居者の審査、賃料交渉など、物件管理も行っています。ベイエリアで300件以上の物件を管理しており、最近ではロサンゼルスとオレンジカウンティにも進出しました。このスタートアップ企業は、1,000万ドル以上の賃料を管理しています。
収益モデル:ドアステッドは業界標準に従い、月額賃料の約8%を管理手数料として徴収し、入居者が決定した時点で1ヶ月分の賃料の50%を徴収しています。同社は物件オーナーへの前払いを保証しており、見積もり額に満たない場合は差額を負担し、より高い賃料で賃貸した場合には、その差額をオーナーに還元します。
リーダーシップ:Uberのベテランであるライアン・ワリアニーとジェニファー・ブロンゾは、2019年にDoorsteadを設立しました。ワリアニーはUberでプロダクト部門に勤務し、以前はシアトル発のソーシャルレシピアプリKitchenbowlを立ち上げ、2017年にABC Cookingに売却しました。また、HotSwap、Bullet Media、Idealixの共同創業者でもあります。ブロンゾは、ゲームスタートアップのThumper Studiosとハードウェア企業のZowPowの共同創業者であり、Maywood Constructionの不動産管理も務めていました。
資金調達: 24名の従業員を擁する同社は、これまでに1,730万ドルを調達しています。他の出資者には、OpenDoor、Uber、Docusignの幹部も含まれています。
「住宅不動産の売買市場において、Redfinへの前回の投資で見てきたように、摩擦をなくし、データとテクノロジーを取引に活用することで、買い手と売り手(あるいはこの場合は所有者と借主)の両方が利益を得られます」と、マドロナのスコット・ジェイコブソン氏とエリサ・ラ・カーヴァ氏はブログ記事に記している。「ドアステッドは市場にとって勝利をもたらすアプローチと、私たちが確信する、将来的に一般的なブランドとなるであろうものを構築できるチームを持っています。」