
ビジネスに愛の余地はあるか?グラビティ・ペイメンツCEOが「ザ・デイリー・ショー」で従業員の給与7万ドル増額を説明
モリー・ブラウン著
グラビティ・ペイメンツのCEO、ダン・プライス氏は今年初め、全社員に少なくとも年間7万ドルを支払う計画を発表し、話題を呼んだ。
昨夜、シアトルの起業家はトレバー・ノアのデイリーショーに立ち寄ってこの決断を説明し、コメディ・セントラルに正式に名を連ねた。

ノアはまず、プライスがハイキング中に高度を測っていた時に、このアイデアが具体化し始めたことを冗談で話した。プライスは、200ドルの賃料値上げに汗を流していた尊敬する従業員と一緒にハイキングに出かけていた。
当時年収110万ドルだったプライスにとって、200ドルは大した金額には思えなかった。しかし、彼は話が盛り上がり、2010年のプリンストン大学の研究で普通の生活を送るために必要な年収は約7万ドルから7万5000ドルだとされていることに気づいたとノアに話した。
ノアは、彼の行動に「誰もが満足していたわけではない」と指摘する。
「7万ドルくらいの金額を目指していた人たちもいたし、彼らはそこに到達するために本当に一生懸命努力した。だから私の決定は彼らにとって実は不公平だったし、彼らの私への批判は正しかったと思う」とプライス氏は答えた。
彼は続けた。
「私みたいに110万ドル稼いでいるなら、2万ドルのプラスなんて何の意味がある?でも、4万ドル、5万ドル稼いでいるなら、2万ドルのプラスは人生を変えるほどの価値がある。」
「あなたは社会主義者ですか?」ノアはプライスにきっぱりと尋ねた。
「私はラベルをつけるのがあまり得意ではないんです」とプライスは答えた。

「私たちのシステムは、CEOである私ができるだけ多くの価値を吸い上げ、全員にできるだけ少ない給料を払い、全員にできるだけ高い料金を請求し、そして私自身ができるだけ多く受け取るように動機づけられるように構築されています」と彼は言った。「このシステムは、本当に最も幸せな人生につながるのでしょうか?」
「世の中で最も成功している企業の中には、実は『愛』という魔法のようなものを持っていたところもあると思います」とプライス氏は続ける。「そして愛は、経済理論を圧倒し、私たちが目指す新しい経済現実を創造できる理性的な力なのです。」
ノアはこう答えた。「信じられない…今私が提示されている内容から理解するなら、あなたは人と分かち合うことを信条とする若者で、長髪と髭を生やし、愛を説いている。以前お会いしたことがあったっけ?」
冗談はさておき、プライス氏の決断は今年、ニューヨーク・タイムズ紙やInc.誌の特集記事など、ビジネス界で大きな注目を集めました。また、会社設立当初の自身の給与をめぐって、彼が兄と係争中の訴訟にも新たな光が当てられました。