
宇宙投資家のディラン・テイラーがXplore初の宇宙ミッションのペイロード用の場所を確保
宇宙投資家のディラン・テイラーがXplore初の宇宙ミッションのペイロード用の場所を確保

Xplore社の探査機Xcraftが月付近に接近する様子を描いた想像図。(Xploreのイラスト)
アラン・ボイル著

シアトルに拠点を置くXplore社によると、宇宙投資家で慈善家のディラン・テイラー氏は、自身が設立した非営利団体を代表して、地球軌道を越えた初のミッションで積載スペースを予約する予定だという。
- コロラド州に拠点を置くボイジャー・スペース・ホールディングスの会長兼CEOであるテイラー氏は、ニュースリリースで、エクスプロア社の多目的宇宙船「Xcraft」は「最適なペイロードを設計し、宇宙に送り出すために必要な柔軟性を提供する」と述べた。エクスプロア社は、ペイロードの性質や予約に関する金銭的取り決めの詳細は現時点では機密事項だとしている。
- テイラー氏は、宇宙へのアクセスを拡大し、地球上での繋がりを育むことを目指し、2017年にスペース・フォー・ヒューマニティを設立しました。同団体の目玉プログラムは、民間宇宙飛行士を全額負担で宇宙の最前線へと送り出すことです。
- Xploreは、早ければ来年にもXcraft探査機を月や地球周回軌道外の目的地に送り出すことを目指しています。「私たちが科学者に宇宙船ではなく科学研究に集中できるようにしているのと同じように、XploreはSpace for Humanityに、ペイロードの目的と、組織の使命に資する有意義なエンゲージメントやアウトリーチプログラムを通じて、ペイロードをどのように支援していくかに集中する自由を与えています」と、Xploreの共同創設者兼最高執行責任者(COO)であるリサ・リッチ氏は述べています。