
ドリームワークスのCEO、ジェフリー・カッツェンバーグ氏(BoxWorks):「モバイル端末での短編動画こそが未来だ」
ブレア・ハンリー・フランク著

サンフランシスコ発 ― ドリームワークスのCEO、ジェフリー・カッツェンバーグ氏は、今年のBoxWorksカンファレンスの基調講演を華々しくスタートさせた。BoxのCEO、アーロン・レヴィ氏と対談したカッツェンバーグ氏は、ディズニーからの解雇について語り、マイケル・アイズナー氏に解雇された当時、会社は好調だったと指摘した。
この解雇は1994年に起こり、ビル・ゲイツからの電話と、マイクロソフトの共同創業者ポール・アレンからの巨額投資を伴うドリームワークスでのカッツェンバーグのキャリア再開につながった。
レヴィ氏がカッツェンバーグ氏にドリームワークスの現状について質問したところ、同氏はモバイルデバイス向けの短編動画コンテンツに大きなビジネスチャンスがあると考えていると述べた。動画コンテンツのリーチ拡大は、ドリームワークスにとって成長市場であり、収益拡大の新たな機会となると彼は考えている。
さらに同社は、3Dアニメーションプログラムの経験や芸術的スキルを必要とせずに、子供たちがモバイルデバイスでアニメーションの作成を体験できるインタラクティブな体験に注力しています。
「パンダのポーを、自分たちで動かすことができるキャラクターの形で子供たちの手に渡すことができたらどうなるか想像してみてください」と彼は語った。
新技術の台頭に伴い、レヴィはなぜ「映画版ムーアの法則」が存在しないのか、そしてそれが実現すればアニメ映画の公開数が増えるのかと問うた。カッツェンバーグは、アニメ映画の市場規模とドリームワークスが保有する才能の豊富さを考えると、同社が年間の製作本数を増やすのは現実的ではないと答えた。しかし、レヴィはカッツェンバーグの譲らない姿勢に納得せず、「カッツェンバーグの法則」で知られる存在になりたいのかと問いかけた。
「私には法則がある。『これ以上は絶対に十分ではない』だ」とカッツェンバーグは言った。「もっと必要なんだ」