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Textioは求人情報を公開し、企業が競合他社との比較を行えるようにする

Textioは求人情報を公開し、企業が競合他社との比較を行えるようにする

モニカ・ニッケルズバーグ

Textioの共同創業者、キーラン・スナイダー氏(左)とジェンセン・ハリス氏(右)。(Textio Photo)
Textioの共同創業者、キーラン・スナイダー氏(左)とジェンセン・ハリス氏(右)。(Textio Photo)

Textioが数年前に登場したとき、テクノロジー業界が抱える2つの大きな課題に取り組みました。「最高の人材をいかに採用するか」と「より多様性のある労働力をいかに創出するか」です。

シアトル発のスタートアップ企業は、求人広告の文言が特定の年齢層にどのような影響を与えるかを人工知能で分析し、これらの疑問に答えることを目指しています。例えば、「監督する(oversee)」という表現は男性の応募者を引き寄せやすく、「協力する(collaborate)」は女性の応募者に訴求力が高い傾向があります。「あなた」ではなく「候補者」といった敬称は、どちらの応募者にとっても魅力的ではありません。

7,000社以上の企業が、求人情報のパフォーマンス向上とマイノリティ層の獲得を目指し、Textioのツールを活用しています。これにより膨大なデータが蓄積され、Textioは現在そのデータを公開しています。

約6万社の求人情報分析データベース「Textio Index」が、水曜日から一般公開されます。このインデックスは、Textioの顧客から提供された情報と、Textioが公開求人情報を分析したデータを組み合わせたものです。各企業は、求人情報における言語の表現力とジェンダーニュートラル性に基づいて算出されるTextioスコアに基づいてランク付けされます。

このランキングがなぜ役立つのか?それは、採用担当者が自社の立ち位置をより深く理解するのに役立つからです。

「最も一般的なユースケースは、タレントマネージャーや採用マネージャーが自社の競争上のポジショニングと全体的なポストのパフォーマンスを把握したい場合です」とCEOのキーラン・スナイダー氏は述べています。「今後は、私たちに問い合わせる代わりに、自分で調べることができるようになります。」

テキスト同社はまた、Textioスコアに基づいて大企業をランク付けした「Textio 50」も発表しています。Textio 50に掲載されている企業は、500件以上の求人情報を公開しています。

太平洋岸北西部の企業3社、REI、Weyerhaeuser、Nikeが選出されました。国内大手テクノロジー企業の中では、Googleのみがランクインしています。Microsoftは6,178位、Amazonは4,394位です。

「大手テクノロジー企業とそのダイバーシティ推進における成功例や失敗例については、多くの記事が書かれてきました」とシンダー氏は述べた。「インクルーシブな採用活動に取り組んでいる典型的な大手テクノロジー企業の中で、唯一Googleだけがリストに載っているのは注目すべき点です。MicrosoftやAmazonといった企業を調べてみると、なぜ彼らが苦戦しているのか、少し理解できるかもしれません。」