
クレイがハードウェア資産を売却、従業員をインテルへ移籍
フランク・カタラーノ著
スーパーコンピュータ大手の Cray は、ハードウェア プログラムと関連知的財産をインテルに売却すると発表した。その過程で、最大 74 人の Cray 従業員がインテルに移籍し、Cray は 1 億 4,000 万ドルを受け取ることになる。
Cray社は、スーパーコンピュータのトラフィックをプロセッサ群とメモリ群の間で制御する技術であるインターコネクトハードウェア開発プログラムの売却について正式合意に達したと発表しました。同社は、現行製品および次世代スーパーコンピュータ(コードネーム「Cascade」)の開発、販売、サポートを継続します。また、譲渡された資産および知的財産権をCray製品に使用する一定の権利も保持します。
クレイの発表によると、正式契約は「慣習的な締結条件に従い、比較的迅速に、いずれにしても当四半期末までに締結される見込み」とのことだ。契約締結時に、クレイは1億4,000万ドルを現金で受け取る。
昨年末の時点で Cray Inc. の従業員数は 860 名であり、最大 74 名のスタッフは Cray の従業員の 9% 弱を占めることになる。
売却のニュースは、シアトルに拠点を置くクレイが、マイクロソフトで並列コンピューティング・プラットフォーム担当元ゼネラルマネージャーを務めたウィリアム・ブレイク氏をシニアバイスプレジデント兼最高技術責任者(CTO)に任命したと発表した数日後に発表された。クレイは木曜日に2012年第1四半期の業績を発表する予定だ。
前回:スーパーコンピュータメーカーのCrayは売上高が4億ドルを超えると予想