
re:Invent 2018に向けて準備を進めるAmazon Web Servicesは、基調講演では取り上げられなかったいくつかの新機能を発表した。
トム・クレイジット著

Amazon Web Services は今週、SageMaker 機械学習ツールの改良やクラウド コンピューティング顧客向けの新しいスケーリング オプションなどの新機能を発表した。その数日前には、同社がラスベガスで開催する年次会議 re:Invent で、おそらく数十の新機能や新製品を発表する予定だ。
来週、CEOのアンディ・ジャシー氏、AmazonのCTOヴェルナー・フォーゲルス氏、そしてインフラストラクチャ担当副社長のピーター・デサンティス氏によって予定されていた長時間の基調講演セッションから、どうやらいくつかの内容がカットされたようで、AWSはサービスにおけるいくつかの新機能を1週間早く発表しました。このイベントには4万人以上が来場すると予想されており、クラウドコンピューティング業界全体が一堂に会するこのイベントは、技術セッション、発表、そしてネットワーキングの場として1週間にわたって開催されます。
AWSは水曜日、開発者が機械学習モデルを使い始めるのを支援するサービス「SageMaker」に、より優れた検索機能とワークフロー管理機能が搭載されたと発表しました。顧客はまた、疑わしいIPアドレスを検出するアルゴリズムなど、新しいアルゴリズムを選択したり、機械学習の実践に関するコンプライアンス要件を満たしたりできるようになります。
同社のSnowball Edgeデバイスもアップグレードされ、機械学習タスクや動画分析に対応できるオンボードGPU(グラフィック・プロセッシング・ユニット)搭載バージョンを新たに購入できるオプションが追加されました。AWSのエバンジェリスト、ジェフ・バー氏がブログ記事で述べたところによると、従来のSnowball Edgeデバイスには、より強力なプロセッサが搭載されています。
さらに、最も基本的なサービスの一つであるEC2コンピューティングサービスでは、過去のアクティビティに基づいて、顧客のアプリケーションにおけるコンピューティングリソースの需要が急増する時期を予測できるようになりました。これにより、顧客はアプリケーションのパフォーマンスを向上させるだけでなく、AWSにどれだけの費用をかける必要があるかをより適切に把握できるようになります。
月曜日からラスベガスにてre:Invent 2018の取材を行います。予備バッテリーをご送付ください。