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アドテク企業iSpotが業界同業のTVisionに1600万ドルの投資を主導

アドテク企業iSpotが業界同業のTVisionに1600万ドルの投資を主導

ネイト・ベック

iSpot CEO ショーン・ミュラー氏。 (iスポットフォト)

シアトル地域の広告テクノロジー企業 iSpot.tv は火曜日、ニューヨークに拠点を置く視聴者測定企業 TVision への 1,600 万ドルの投資ラウンドを主導すると発表した。

両社はニュースリリースで、投資の一環としてiSpotはライセンス条件の拡大を受け、TVisionの技術を利用できる唯一の計測会社となると述べた。iSpotのCEO、ショーン・ミュラー氏もTVisionの取締役会に加わる。  

この動きは、最新技術やストリーミングプラットフォームへの移行に苦戦している業界の大手ニールセンとの競争に向けたiSpotの幅広い取り組みを拡大するものだ。

iSpotは過去2年間に一連の買収を行っており、最近では公共の場での消費者の視聴習慣を追跡するTunityを買収しました。昨年は、テレビ広告測定会社であるDRMetrixとAce Metrixを買収しました。

4月、iSpotはゴールドマン・サックスから3億2500万ドルの投資を獲得しました。この資金調達により、同社の評価額は10億ドルを超え、シアトル地域の最新の「ユニコーン」企業となったとされています。2012年に設立されたiSpotは、ワシントン州ベルビューのクロスロード地区にある本社に加え、ニューヨーク市、ロサンゼルス、テルアビブにもオフィスを構えています。

2014年にCEO兼共同創業者のヤン・リウ氏によって設立されたTVisionは、広告主、代理店、ネットワーク、ストリーミングコンテンツプロバイダー、測定会社、データプラットフォームに、テレビやストリーミング広告のパフォーマンスに関するリアルタイムデータと分析を提供しています。

同社は今回の資金調達により、「正確な個人レベルのパネル測定の継続的な変革と近代化」が促進されると述べている。このラウンドには、SIG Capital、Accomplice、Golden Venturesも参加している。調達総額は5,800万ドルとなった。