
UWの研究者らがデバイスの消費電力を削減する技術を開発
トッド・ビショップ著

ワシントン大学の研究者たちは、ソフトウェア コードを高い精度 (つまり高いエネルギー消費量) が求められる領域とそうでない領域に分割することで、コンピューターとモバイル デバイスのエネルギー消費を 50% 以上削減する方法を考案しました。
「Enerj」と名付けられたこのプロジェクトは、電気料金の削減、バッテリー寿命の延長、そして小型バッテリーの導入によるデバイスサイズの小型化の可能性を秘めています。ワシントン大学コンピュータサイエンス&エンジニアリング学部によるこのプロジェクトは、来週カリフォルニア州サンノゼで開催される「プログラミング言語設計・実装」年次会議で発表される予定です。
「私たちの長期的な目標は、バッテリー寿命を10倍に改善することです」と、ワシントン大学のコンピュータサイエンス・エンジニアリング助教授、ルイス・セゼ氏は、この研究に関するワシントン大学の論文の中で述べています。「不必要な精度を絞り続ければ、桁違いの短縮は全く不可能ではないと思います。」
鍵となるのは、高エネルギープロセスと低エネルギープロセスの間に明確で強固な境界を作り、混在を防ぐことです。精度や二重チェックの必要性が低いプロセスの例としては、オーディオやビデオのストリーミングなどが挙げられます。エンジニアリングライターのハンナ・ヒッキー氏は、ワシントン大学の記事で、このアプローチは「調光スイッチのように機能し、一部のトランジスタを低電圧で動作させることができます。チップの低電圧領域では、近似的なタスクを実行できる可能性があります」と説明しています。
この技術については、研究者による論文(PDF、11 ページ)でさらに詳しく説明されています。