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スペースX、天候により打ち上げを延期

スペースX、天候により打ち上げを延期

アラン・ボイル

スペースX社のファルコン9ロケットは、2016年1月にNASAのジェイソン3衛星を軌道に乗せるために打ち上げられる前に、ヴァンデンバーグ空軍基地に停泊している。(スペースX / NASA写真)

スペースXは、カリフォルニア州の発射場で今後数日間の天候が悪くなると予報されているため、ファルコン9ロケットの飛行再開を早くても1月14日まで延期した。

イリジウム・ネクスト通信衛星10機の打ち上げは、月曜日にヴァンデンバーグ空軍基地から予定されていました。しかし、イリジウムとスペースXは一連のツイートで、強風と雨、そしてスケジュールの都合により打ち上げを延期せざるを得なかったと発表しました。

ヴァンデンバーグでの強風と雨のため、打ち上げ日が変更されます。今週は他の射撃場との競合により、次回の打ち上げ日は1月14日となります。

— SpaceX (@SpaceX) 2017年1月8日

連邦航空局は、フロリダ州ケープカナベラル空軍基地の発射台で昨年9月にファルコン9が故障したというスペースX社の報告を受理し、金曜日に打ち上げを承認した。

このロケットと搭載されていたアモス6号衛星は、スペースX社が打ち上げリハーサルを行っていた際に起きた大規模な爆発により失われた。

数か月に及ぶ調査の結果、爆発はロケットの第2段液体酸素推進剤タンク内のヘリウム圧力容器の故障が原因であることが判明した。

スペースX社は、短期的にはこの問題に対処するためにヘリウムの充填手順を変更し、長期的な解決策として圧力容器を再設計する予定だと述べている。

同社は木曜日、イリジウム打ち上げに向けたリハーサルを問題なく実施した。

この遅延は、スペースXとその顧客に複雑な問題を引き起こしている。ファルコン9の直近の打ち上げから5ヶ月が経過し、国際宇宙ステーションへの物資輸送を含む予定のペイロードが山積みになっている。