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アマゾンのビジネスの次の大きな原動力となるものは何か?ジェフ・ベゾスが3つの可能性を指摘

アマゾンのビジネスの次の大きな原動力となるものは何か?ジェフ・ベゾスが3つの可能性を指摘

トッド・ビショップ

抗議者たちがアマゾンの年次総会前でベゾス・ボットを操作している。(GeekWire Photo / Todd Bishop)

看板トラックがブロックの周りを回り、巨大なベゾス・ボットが群衆の上にそびえ立ち、今年のショーでは新登場として歩道で踊るドラァグクイーンもいた。

これは、シアトルのフリーモント地区で水曜日の朝に行われたアマゾンの年次株主総会の会場で見られた光景だ。会場内では、株主たちがアマゾンのCEO、ジェフ・ベゾス氏に幅広い話題や専門分野について質問し、中には同社の事業とはわずかに関係のない質問も少なくなかった。

しかし、聴衆の中にいた伝統主義者、つまりAmazon株の価値と可能性を評価するために出席していたアナリストや投資家たちにとっては、Amazonという企業の現状を如実に物語る瞬間がいくつかあった。Amazonは、どのような意見を持つにせよ、世界で最も影響力があり、注目を集める企業の一つとなった。そして、この会合の最後の質問は、Amazonの将来の可能性を垣間見せる最も興味深い一面を提供した。

航空博物館のジェフ・ベゾス
アマゾンCEOのジェフ・ベゾス氏。 (GeekWire ファイル写真 / ケビン・リソタ)

ある株主は、ウォーレン・バフェット氏が過去に、多くの企業が売上高数千億ドルに達した後に同様の速度で成長するのは難しいと発言したことを引用し、ベゾス氏に、今後アマゾンのどの部分が成長を促進できるかを尋ねた。

「とても良い質問ですし、まさにその通りです」とベゾス氏は言った。「失敗するようなことはやっても構いませんが、成功しても規模が小さいようなことはやってはいけないのです。成功すれば大きな成果につながるようなことをやらなければなりません。そして、まさにそのような取り組みをいくつも進めているのです。」

彼は具体的に3つの可能性を挙げた。インドにおけるeコマースとテクノロジーへの投資、受賞歴のあるAmazon Studiosのオリジナルコンテンツ、そしてAmazon Alexa音声アシスタントだ。しかし、これらのどれが同社の事業の4つ目の柱になるかを判断するのは時期尚早だと警告した。

ベゾス氏は2014年の株主向け年次書簡で、同社の既存の3本の柱という概念を紹介した。それは、2017年に初めてAmazonで販売された商品の半分以上を占めたAmazonのサードパーティマーケットプレイス、昨年175億ドルの売上高を計上し、43億ドルの黒字を維持したAmazon Web Servicesのクラウ​​ドコンピューティング部門、そして今年の年次書簡でベゾス氏が会員数が1億人を突破したことを明らかにしたAmazonプライムである。

「何かを事業の柱と宣言するというのは、我々が使う言葉で言えば、非常に高い基準だ」とベゾス氏は述べた。「だが、4つ目の柱が見つかると期待している。今言ったことの中には、そうなるかどうかはわからないが、いずれ[いずれか]がそうした指定に値するものになるだろうと期待している」

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