
Microsoft、R Server 9.0、Azureインターフェースの改善などをリリース
ダン・リッチマン著
マイクロソフトは本日、大規模な情報を扱うデータサイエンティスト向けに設計された製品「R Server」のバージョン9.0を発表しました。この新ソフトウェアは、同社が本日発表したデータ分析、クラウド管理、データベースに関する複数の発表の一つです。
Rは「データサイエンティストによってデータサイエンティストのために設計された」特殊なプログラミング言語だと、マイクロソフトのRコミュニティ担当プリンシパル・プログラム・マネージャー、デイビッド・スミス氏は今朝のプレゼンテーションで述べました。R Serverは、Microsoft SQL Serverデータベースの内外を問わず、クラウドまたはオンプレミスでビッグデータを分析するためのソフトウェアです。
マイクロソフトによると、新バージョンでは、R言語のモデルとスクリプトを、統合開発環境(IDE)から直接、たった1行のコードでウェブサービスに変換できる。これにより、ある環境で機械学習モデルをトレーニングし、オンプレミスでもクラウドでも、別の環境にデプロイすることが可能になる。
マイクロソフトはまた、Azureクラウドコンピューティングサービス向けの「クラウドコンソール」のプライベートプレビューを発表しました。ブログ記事によると、このコンソールは、シンプルなグラフィカルユーザーインターフェースと強力なコマンドラインインターフェースを組み合わせたものです。Azureクラウドコンソールでは、コマンドラインから操作しながら、GUIでクラウドリソースを同時に表示できます。
コンソールは、開発者のWebログインからコマンドラインツールを自動認証し、すべてのAzureコマンドラインツールと関連コマンドラインユーティリティがプリインストールされています。ご興味のある開発者は、こちらからトライアルにご参加いただけます。
Azureは、SQL Databaseエラスティックプールに新たな価格とパフォーマンスの選択肢を提供しました。これにより、プールの開始価格とデータベースあたりの実効コストが引き下げられ、プールサイズ間の価格差が縮小されたとAzureは述べています。Azureは、ベーシック、スタンダード、プレミアムの各プールでより大きなサイズを提供しています。SQL Databaseエラスティックプールは、予測不可能な使用パターンを持つ複数のデータベースのパフォーマンスを、シンプルかつコスト効率の高い方法で管理することを目的としています。