
マイクロソフトの株価は決算発表後に9%急落、アナリストが株価を格下げ
トッド・ビショップ著

マイクロソフトの株価は、月曜日の午後に決算発表を受けた後、今朝の取引で9%下落し、1株43ドルを割り込んだ。投資家は、主力製品であるWindowsおよびOfficeの商用およびコンシューマー向けライセンス収入が減少したことに反応しているようだ。
複数のアナリストは、同社の収益報告の根底にある傾向を理由に、収益報告後にマイクロソフトの株価を引き下げた。
野村総合研究所のアナリストで、上場以来同社をカバーしてきたリック・シャーランド氏は、顧客向けメモの中で、「マイクロソフトの株価は16カ月にわたり株価倍率が拡大したが、今後はより厳しい状況になると予想しており、投資判断を「買い」から「中立」に引き下げ、様子見姿勢に転じた」と述べた。シャーランド氏は今回の格下げに伴い、目標株価も56ドルから50ドルに引き下げた。
JPモルガンとシティのアナリストもこの株の格付けを中立に引き下げた。
マイクロソフトは、12月四半期の売上高が前年同期比8%増の265億ドルとなり、ウォール街の予想を上回ったと発表した。1株当たり利益は71セントで、事前調査のアナリスト予想と一致したが、前年同期の78セントからは減少した。
アナリストとの電話会議において、マイクロソフトCEOのサティア・ナデラ氏は、同社の商用クラウド事業の急成長とハードウェア事業の経済性改善に言及した。しかし同時に、日本の経済問題や中国の規制問題など、WindowsとOfficeの課題も認めた。
「今四半期はいくつかの課題もありました」と彼は述べた。「予想通り、Windows XPのサポート終了に伴うPCの買い替えサイクルによる一時的な恩恵は薄れつつあります。さらに、一部の地域では予期せぬ問題も発生しました。実行上の問題があれば、対処していきます。マクロ経済的な課題があれば、乗り越えていきます。」
以下は、会計四半期ごとの Microsoft 部門の業績です。2015 年第 2 四半期は、昨日報告された 2014 年 12 月に終了した四半期を表します。