
Alexaヘッドフォンやスマートウォッチ?Amazonの新しい開発キットで、より多くのデバイスでデジタルアシスタントが利用可能に
ナット・レヴィ著

あらゆる場所に Alexa を普及させるという Amazon の目標は、本日、サードパーティが自社製品にデジタル頭脳を組み込むための 2 つの新しい開発キットを発表したことで、一歩前進することになる。
これらのキットの一つは、ヘッドフォン、スマートウォッチ、フィットネストラッカーなどのモバイルデバイスに焦点を当てています。Alexaモバイルアクセサリキットを使用すると、これらの製品をBluetooth経由でAlexa Voice Service(接続されたデバイスにAlexaを追加するためのAmazonのハブ)に接続できます。
アマゾンは、Bose、Jabra、iHome、Beyerdynamic、Linkplayなどのパートナーが、今年リリース予定のこの開発キットを使用して新しいモバイルAlexaデバイスの開発に取り組んでいると述べた。
AmazonのAlexa Premium Far-Field Voice Development Kitは、開発者にとって一風変わったツールです。APIセットではなく、Alexaの物理的な骨格となるものです。Amazon EchoやEcho Showと同じマイクアレイ構成を採用しています。さらに、音声アルゴリズムとウェイクワードエンジンも1つのチップに統合されています。
アマゾンは、このキットを限定的に市場に投入すべく取り組んでおり、後日、申請方法についてさらに詳しい情報を共有する予定だと述べた。
2015年にAmazonがデジタルブレインを開発者やデバイスメーカーに公開することを決定したことは、競争の激しいスマートスピーカー市場における同社の早期のリード獲得に貢献しました。8月には、商用デバイスメーカーが自社製品にこの技術を組み込むための新しいツールセットを発表しました。また昨年4月には、Alexaの耳とも言うべき7マイク音声処理技術を、自社デバイスにデジタルブレインを組み込みたいと考えているサードパーティハードウェアメーカーに公開しました。さらにAmazonは、Alexaを支える人工知能技術であるAmazon Lexを開発者に公開しました。
Alexa Skills Kitは、サードパーティ開発者によるAlexa向けスキルの開発を促進します。Alexaの機能を強化したい開発者は、クラウド上でAlexaと連携するコードを作成し、音声コマンドの理解と解読といった面倒な作業をスマートアシスタントに任せることができます。
その結果、Alexa は 25,000 以上のスキルを獲得し、その数は増え続けています。