Vision

ビル・ゲイツ氏、パリの気候変動会議で史上最大規模のクリーンエネルギー基金を発表へ

ビル・ゲイツ氏、パリの気候変動会議で史上最大規模のクリーンエネルギー基金を発表へ

モリー・ブラウン

写真はYouTube/TED/ビル・ゲイツより
写真はYouTube/TED/ビル・ゲイツより

来たるパリの気候変動会議に関する報道によると、ビル・ゲイツの次の大きなプロジェクトはクリーンエネルギーに焦点を当てたものになるという。

ClimateWireによると、ゲイツ氏は月曜日に「世界最大のクリーンエネルギー研究開発パートナーシップ」を発表する予定だ。

「数十億ドル規模のこの発表は、フランスの首都で開催される画期的な国連気候変動交渉の初日に行われ、交渉に大きな弾みをつけることが期待される」とClimateWireは述べている。

写真はゲイツ・ノーツより/「ギニアのコナクリの学生たち。自宅に信頼できる明かりがないため、彼らは街灯の下で勉強している」とゲイツは書いている。
写真はゲイツ・ノーツより/「ギニアのコナクリの学生たち。自宅に頼れる明かりがないため、街灯の下で勉強している」とゲイツは書いている。

この発表には、米国やインドを含む複数の先進国と発展途上国が参加し、「クリーンエネルギーの研究開発予算を倍増し、共同作業を行うための連合を形成することに合意する」と予想されている。

ゲイツ氏はどのように関与するのでしょうか?彼と他の数人の億万長者は、これらのプロジェクトに「資金を拠出することを約束」していると言われています。この国際的な共同プロジェクトは「史上最大の共同研究開発パートナーシップ」となる重要なプロジェクトだと、関係者はClimateWireに語りました。

ゲイツ氏はこの夏、「今後5年間でクリーンエネルギー技術に10億ドルを投資する」と誓約したとゲイツ・ノートに記している。

以前のゲイツ・ノーツのブログ投稿では、なぜクリーンエネルギーに注力しているのかについて次のように書いている。

「各国が貧困から脱却するには、学校に照明を設置し、生徒たちが暗い中でも勉強できるようにする必要がある」とゲイツ氏は記した。「診療所にはワクチンを冷蔵保存するための冷蔵庫が必要だ。農地に灌漑し、きれいな水を供給するためのポンプも必要だ」

ところで、ビル&メリンダ・ゲイツ財団のポートフォリオには化石燃料が含まれているとして批判が集まっています。昨春、ガーディアン紙は「地中に埋めておけ」と題したキャンペーンを展開し、ゲイツ夫妻にこの方針転換を促しました。

国連気候変動会議は月曜日に始まり、160カ国以上が参加する。

社会貢献の精神は、ゲイツ氏が月曜日に90歳を迎える父、ビル・ゲイツ・シニア氏から受け継いだものと言えるでしょう。まだ読んでいない方は、シアトル地域におけるテクノロジー、慈善活動、そしてその他様々な分野におけるゲイツ・シニア氏の多大な影響を紹介するこちらのプロフィールをぜひお読みください。

ゲイツ氏が2010年に行ったクリーンエネルギーと気候変動に関するTEDトークを以下でご覧いただけます。