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AT&TはAmazon Web Servicesと提携し、セキュリティ、分析、IoTを提供する予定

AT&TはAmazon Web Servicesと提携し、セキュリティ、分析、IoTを提供する予定

ダン・リッチマン

アマゾンのジェフ・ベゾス。
アマゾンのジェフ・ベゾス。

AT&TはAmazon Web Services(AWS)と提携し、両社の顧客がAT&Tの世界的なネットワークを通じてAWSのクラウドサービスを利用できるようにします。この複数年契約(契約条件は非公開)は、新規および既存の顧客のクラウド移行を支援し、セキュリティ、アナリティクス、IoT(モノのインターネット)の実現を支援することを目的としています。

AT&Tの仮想プライベートネットワーク(VPN)を用いた接続方法であるNetBondは、今回の提携において重要な役割を果たします。同社のネットワークはすでに200カ国で約2,900万台のデバイスを接続しており、これらのデバイスはAWSのIoTサービスで管理可能です。AT&Tは、Threat Intellectテクノロジーを活用し、AWSユーザーのセキュリティ向上に役立つ分析機能を提供します。

「多くの企業にとって、クラウドの可能性は魅力的であると同時に、課題も抱えています。新たな技術トレンドと変動するニーズにより、企業の計画は動的であり、急速に変化する可能性があります」と、 AT&Tビジネスソリューションズのアドバンストソリューション担当シニアバイスプレジデント、モー・カティベ氏は本日のリリースで述べています。「AT&TとAWSは協力することで、クラウドへの移行をスムーズに進めることができます。私たちは、企業があらゆるものをクラウドに接続できるよう支援しています。さらに重要なのは、シンプルかつ拡張性が高く、高度なセキュリティを実現できることです。」

AT&Tは今週初め、AT&Tの仮想ネットワーク管理ソフトウェア「FlexWare」をより広く配布し、AT&TのアプリケーションをIBMのクラウド上で稼働させる契約をIBMと締結しました。また、AT&TはMicrosoftのクラウドサービス「Azure」に関して、少なくとも1件の提携を結んでいます。

ほとんどの基準において、AWS はインターネット経由で提供されるパブリック インフラストラクチャおよびプラットフォーム サービスの世界有数のプロバイダーであり、Azure がそれに続きます。