
AT&T、Syntonicストアでスポンサー付きモバイルコンテンツプログラムを拡大
テイラー・ソパー著

元 RealNetworks 幹部 2 名によって設立されたベルビューを拠点とするスタートアップ企業 Syntonic Wireless は本日、今夏後半に AT&T モバイル加入者向けに Syntonic スポンサード コンテンツ ストアを開始すると発表した。
プレベータ版として8月に正式リリース予定のこのストアでは、ユーザーはデータプランに影響を与えることなく、モバイルアプリやその他のコンテンツにアクセスできます。これは、コンテンツとモバイルアクセスを連携させるSyntonicのクラウドベースの接続サービスプラットフォームによって実現されています。
AT&Tは1月、企業が顧客が自社コンテンツにアクセスするために使用するデータに対して料金を支払えるスポンサードデータプログラムを発表しました。しかし、この革新的な契約は、消費者がプラン料金の削減を実感していないにもかかわらず、携帯電話事業者の収益が増加することへの懸念から、物議を醸しました。
T-Mobileは先月、同様のプログラムを発表し、顧客にデータ制限なしで無制限の音楽ストリーミングを提供すると発表した。しかし、AT&Tとは異なり、スポンサーからの資金援助は受けず、追加費用を自ら負担している。

一方、Syntonicは、共同創業者のゲイリー・グリーンバウム氏が、複数のデバイスを所有する家庭で、すべてのデバイスでデータプランにかかる費用に不満を抱いたことをきっかけに、2012年に設立された。
「いつでもどこでもコンテンツにアクセスできるようにするには、現実的な代替手段が必要でした」とグリーンバウム氏は述べた。「[Syntonic Wireless]こそがまさにその代替手段であり、今日の『アクセス不可能な』ものを収益化する新たな経済モデルを実現するのです。」
リアルネットワークスとマイクロソフト両社で取締役を務めたグリーンバウム氏は、同じくリアルネットワークスの元取締役で、最近ではアドロイト・ビジネス・ソリューションズを設立したラフル・アガルワル氏とともに同社を設立した。