
日産とマイクロソフト、CRMとクラウドコンピューティングで提携
日産とマイクロソフト、CRMとクラウドコンピューティングで提携
トッド・ビショップ著
マイクロソフトと日産は今朝、提携を発表しましたが、これはレドモンドのマイクロソフトの技術を日産車に搭載するものではありません。両社は、マイクロソフトの顧客関係管理ソフトウェア「Dynamics」とクラウドコンピューティングプラットフォーム「Windows Azure」を基盤として、日産向けに新たな「ディーラー管理システム」を構築するとしています。
提携を発表するニュースリリースによると、このシステムは「ディーラーと顧客の関係管理およびソーシャルコラボレーションツールを統合したソリューションとなり、日産が顧客とより強固な関係を築き、ディーラーの売上を伸ばし、世界規模で市場シェアを拡大するのに役立つ」という。
マイクロソフトは、顧客関係管理ソフトウェアおよびサービスにおいて、Salesforce.comなどの企業と競合しています。また、フォードやトヨタといった自動車メーカーとも提携し、車載情報システムやクラウドコンピューティングシステムの提供に取り組んでいます。日産は独自の車載技術システム「Carwings」を展開しています。