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Kinect for Windowsに着席時の骨格トラッキング機能を追加

Kinect for Windowsに着席時の骨格トラッキング機能を追加

トッド・ビショップ

Microsoft は本日、Kinect for Windows センサー用の新しいソフトウェア開発キットをリリースしました。これにより、Windows PC 用の新しい Kinect アプリを構築するソフトウェア開発者向けのプラットフォームの機能が拡張されます。

SDK バージョン 1.5 は、頭の位置、眉毛の動き、口の形を追跡する機能を含む詳細な顔追跡機能を追加したことで、今日話題になっています。

しかし、今回のアップデートでは、ユーザーが立っているときだけでなく、座っているときもトラッキングできるようになりました。これは興味深い点です。なぜなら、これはマイクロソフトがKinect for WindowsをXbox 360版と差別化し、リビングルームでのゲーム以外にも様々な用途を可能にするもう一つの例だからです。

Kinect for Windows ブログでは、新機能について次のような詳細が紹介されています…

着座姿勢での骨格トラッキングが利用可能になりました。脚と股関節は考慮せず、頭部、肩部、腕部の10関節の骨格をトラッキングします。着座姿勢に限定されず、立位姿勢での頭部、肩部、腕部もトラッキングします。これにより、着座姿勢でのシナリオ(オフィスでの生産性向上ソフトウェアを使った作業や3Dデータ操作など)や、下半身がセンサーに映らない立位姿勢でのシナリオ(キオスク端末の操作や手術室でのMRIデータの閲覧など)に最適化されたアプリケーションの作成が可能になります。

これはSDKを通じて展開されるいくつかの新機能の一つです。MicrosoftはKinect for Windowsを世界のより多くの地域に拡大する予定です。

Xbox 360版Kinectと同様に、Windows版Kinectセンサーを使えば、ジェスチャーや音声コマンドを使ってコンピューターを操作するアプリケーションを開発できます。Microsoftは、様々な開発者と協力して、Kinect for Windowsアプリケーションの市場投入に取り組んでいます。

先週、シアトルのスタートアップ企業向けの同社の Kinect Accelerator プログラムを視察した際に、進行中のプロジェクトをいくつか見学しました。

SDK の詳細については、Microsoft の Channel 9 開発者サイトのこのビデオをご覧ください。

画像クレジット: Microsoft