
ライト・ランスタッド、旧アマゾン本社で問題に直面
ライト・ランスタッド、旧アマゾン本社で問題に直面

アマゾンの旧本社は現在、ほとんどが空になっている。(ワンダーレーン撮影)
ジョン・クック著

Amazon.comがビーコンヒルからサウスレイクユニオンに移転したことで、市内中心部の活気あふれるこの地区は活性化している。しかし、ビーコンヒルのPacMedビルにある旧Amazon本社を運営する不動産会社は、オンライン小売業者の賃貸契約満了から4か月が経過した今、新たな問題に直面している。
シアトル・タイムズ紙によると、ライト・ランスタッド社は、アマゾン撤退の影響でテナント誘致に苦戦しているこの物件のローン返済を滞納している。2,300万ドルのローンを取り扱う金融サービス会社は、ライト・ランスタッド社が8月の支払いを滞納し、差し押さえ手続きが進行中であると報じている。
ライト・ランスタッドの幹部はタイムズ紙に対し、これは「多くの要素が動いている状況」だと語り、不動産ウォッチャーは、貸し手であるクレディ・スイスが建物の差し押さえを望む可能性は低いと示唆した。
16階建てのレンガ造りの建物は1933年に海軍病院として開館し、1998年に改装された建物にアマゾンが移転した。
テクノロジー業界のリーダーの中には、PacMed ビルをテクノロジー系スタートアップ企業のインキュベータースペースにするというアイデアを検討した者もいたが、そのアイデアは今年初めに頓挫した。